11/10リリース、タイトー AMPシリーズ、初音ミク Latidos 2022 ver.をレビューします。
春先のアリスver.から半年以上、待望の新作です。
これまでのミクAMPフィギュアのレビューは以下からどうぞ。
【全身】
Rella先生のイラストをベースにしたフィギュアです。
【速報】著名なアーティストとタッグを組みプライズの限界を超える作品を目指す、最上級フィギュアブランドAMP第6弾公開‼️
— タイトートイズ (@Taito_Toys) 2022年7月22日
Rellaさんが過去描いたイラストをリメイクし、デザインした #初音ミク が登場 ‼️
イラスト:Rella、原型:おかやん、彩色:namoji、撮影:VaisterStudio制作(敬称略)
近日HP公開‼️ pic.twitter.com/TnIL4Fi4s4
プライズフィギュアとしては、再現が難しそうなポージングですが、世界観を損なわない程度にディティールを落として、うまく再現していると思います。
またフィギュア自体のボリュームも相当なもので、体感的にはアラビアンやアリスよりも大きく感じます。
色々と頑張りすぎた結果か、タイトーフィギュアにしては珍しく支柱が付いてます。
【顔・髪】
顔の造りはご覧の通り良好です。
前髪含め、宣材画像と比較して多少色味が強いでしょうか。
ツインテールのボリューム感も相当なもので、これだけでヘタなプライズフィギュアよりも大きいかもしれません。
先端にかけて白っぽいクリア色に変わっていきます。
唯一の難点はこのツインテールを固定する軸とダボ穴でしょうか。
デザイン上軸を太く作れない制約があるためか、穴が深くなかなか奥まで刺さり切りません。
奥まで挿しても多少ぐらつくため、若干強度的な不安はあるでしょうか。
【上半身】
白黒のドレス姿です。
胸の下に接着剤の飛んだ跡が見られる等、製造品質的にはやや難有でしょうか。
イラストでは胸元と袖は同じような透ける素材として表現されていましたが…フィギュアではそれぞれの表現の方法が異なります。
袖の方はご覧の通り、クリアパーツに白い線をプリントすることで表現しています。
一方胸元の方ですが、こちらは肌色の成型色のストライプ部分を白く塗ることで、塗料が入り込まなかったストライプの奥の方の部分が肌の色として見えるようになっています。
これはこれでなかなか面白い表現の方法ですね。
【下半身】
脚はデフォルメされています。
ミクにしてはかなり太ももの肉付きが良いですね。
脚の肌の部分は若干テカリが強く、質感的には今ひとつな感じがします。
ブーツの塗装は境界部を含め若干荒れ気味でしょうか。
今更ですが衣装の大半は無塗装です。
白い部分はそれほど気になりませんが、黒い部分には若干白化が見られるなど質感が少し気になります。
【台座】
リボンをかたどったオレンジ色の台座です。
支柱には気泡が入ってしまっています。
【総評】評点 4.5/5
製造品質に問題がなければ5点なのですが、ややクオリティ的な問題が目立ちすぎるでしょうか。
とはいえボリューム感や全体的なまとまりの良さはAMPシリーズらしく一線を画すレベルにあると感じるので、是非ご自身で入手してご覧になってみると良いと思います。