年末年始スペシャルということで、本日から4日間プライズ以外のフィギュアをご紹介しようと思います。
初日の今日はマックスファクトリーのToHeart2のタマ姉こと向坂環のフィギュアです。
フィギュア自体は2010年の春に発売されたもののようなので、実に12年の時が経過しているということになりますね…
【全身】
以前レビューした同じマックスファクトリーのニャル子さんは下が際どかったですが、こちらは上が際どいですね。
まあこれも危ないものは何も映るはずがないので、セーフと信じてレビューしていきます…
【顔・髪】
顔は今の水準から言っても十分通用するレベルのクオリティです。
アヒル口をフィギュアで再現しようとして口周りに嫌な立体感が出てしまうというケースが往々にしてありますが、こちらのフィギュアはどの角度から見ても自然な仕上がりです。
目には光沢感を強めるためのクリア塗装が施されています。
頬のチークが多少強めなのが恥じらいを感じて良いですね。
髪の造形はもちろん良いですが、塗装が控えめなのが少し時代を感じるでしょうか。
今なら毛先にかけてのグラデーションとかをもう少し目立つような形でやりそうな気もします。
【上半身】
そして大変魅力的な上半身です。
セーラー服のサイズがかなり小さいので、これだけのモノを収めることができるのかは若干疑問ではありますが…
まあでもこのボディを見たら、そんな瑣末な事は気にはならなくなりますね。
どの角度から撮っても画になりますが、切り取り方次第ではセンシティブになりすぎるので、若干控えめで送りしております。
バストにばかり目が行きがちですが、鎖骨やお腹周り・背筋の造形もよく、魅力的な仕上がりです。
当然いつものプライズフィギュアとは質感のレベルが比べ物にならないので、特にコメントはありませんが、若干接着剤がはみ出してちらついて見える点だけは気になるでしょうか。
【下半身】
脚は上半身と同様ボリューミーで、存在感のある造形です。
ソックスとの境界が多少大げさなレベルで塗装されていますが、これがまたなかなか良い味を出していますね。
ソックスが脚に食い込んでできた影が表現されており、造形もそれに対応する形で食い込むようになっています。
プライズフィギュアだとなかなかソックスの食い込みまで表現してくれることはないので、なかなか嬉しい仕様ですね。
一方足首から先の足の造形は今の基準からすると、若干メリハリが足りない感じはします。
【台座】
ファーの付いた円盤の台座です。
【総評】
12年前のものとは思えないほどクオリティが高く、今の水準でも十分通用すると思います。
買ってよかったと思えるそんなフィギュアで今年のレビューを終われることに感謝しつつ…それでは良いお年を…
