1/28リリース、フリュー Exc∞d Creative Figureシリーズ、リゼロ レム 小兎娘ver.をレビューします。
原価800円超え(と思われる)シリーズの第2弾ですね。
前作のミクはプライズフィギュアにしては破格のパーツの接続軸が金属製という仕様でしたが、今回はどのようなフィギュアになっているでしょうか。
【全身】
まず箱を持って一番最初に驚いたのか、その箱の重さです。
箱自体も大きく、同じフリューのBiCuteBunniesシリーズに引けを取らないぐらいの大きさがあるのですが、箱を開けても中にほぼ無駄なスペースがなく、緩衝材に包まれたどでかいフィギュアが鎮座していたのも驚きでした。
開封して組み立てるとご覧の通り、中華風の衣装に身を纏ったフィギュアで、スカートの裾は直径17〜18cmぐらいはありそうなかなり大型のフィギュアです。
【顔・髪】
顔はBiCuteBunniesシリーズでも見かけるフリューらしい作りではありますが、若干肌のテカリが強めでしょうか。
顔にメーカーごとの特徴が出るのかと思われるかもしれませんが、例えばタイトーとフリューでは、眉の縁取りの有無と黒目の中の色変化のグラデーションの有無などが異なります。
少し脱線しましたが、前髪は先端がクリアになるようなグラデーション塗装が施されています。
透け量は比較的大きめですが、どの角度から見てもあまり気になるような違和感のある見た目にはなりません。
後髪もわずかに白っぽくなっています。
【上半身】
漢服っぽい衣装です。
この衣装もまた凄く、スカートの黄色い部分と青いリボン以外はほぼ全て塗装されています。
衣装の袖やスカートの赤い部分はクリアパーツで整形されており、またさらにモールドで花柄の模様が刻み込まれています。
その上から更に、塗装をすることでグラデーションを表現しています。
タイトーでは髪のグラデーションを表現する時に時々使っている手法ですが、衣装では使っているところを見たことがないので、やはり相当なコストをかけて作られていると思われます。
また無塗装な部分についても表面の質感に配慮した素材を使用しているようで、特にそこだけ浮くといったようなことも起こっていません。
【下半身】
脚はかなりメリハリの効いた造形で、ご覧の通り足首はかなりの細さなのですが…
太ももは中々ボリューム感のある仕上がりになっています。
スカートの奥の深いところは比較的汚れが多く見られる点は惜しいところでしょうか。
【台座】
牡丹の花をイメージした台座でしょうか。
実はこの台座がかなりの重量を占めており、フィギュア本体と比較しても重たく感じます。
【総評】評点 4.5/5
やはりこのシリーズは従来のコスト上限を越えて作られているのは確かなようです。
顔のテカリが強いのだけはやや惜しいですが、全体的なクオリティはかなり高めなので、写真を見て雰囲気が好みならば入手してみていただければと思います。