2/25リリース、フリュー ぬーストシリーズ、初音ミク 桜ミク 2023ver.をレビューします。
今年の桜ミク第一弾ですね。
昨年レビューしたぬースト桜ミクは、比較的出来の良かったなもり先生の2022ver.とクセの強すぎるウィンクver.の2つでしたが、今年はどのような桜ミクになっているでしょうか。
【全身】
口の前で指を組んだポーズの桜ミクです。
今年の元イラストを担当されたのはしゅがお先生のようです。
桜ミク🌸 pic.twitter.com/ZfTBITOOsB
— しゅがお▷画集発売中 (@haru_sugar02) 2022年10月30日
元イラストの方では指を組むというよりどちらかといえば口元を隠すことに重点が置かれていそうな風に見えますがこちらは比較的はっきりと口元の様子が伺えますね。
【顔・髪】
アイプリントは比較的細くプリントされており、目元の印象は良好です。
ただ口の左端のプリントが造形からかなりずれてしまっており、本来意図した表情になっていないのが気になるところです。
髪の毛の凹凸は比較的はっきりしており、毛先もシャープです。
桜ミクらしい桜の花のプリントもしっかりと入っていますね。
ミクのヌードルストッパーでは定番の後ろ側にツインテールをまとめることで、重心を後方に持っていく手法が採用されています。
ツインテールは左右合わせて5パーツから構成されており、大きく分かれた毛がダイナミックな見た目を作り出しています。
【上半身】
定番の桜ミクの衣装です。
アームカバーは比較的テカりの強い素材が使われており、シャツとの質感の違いに配慮した作りになっています。
シャツのピンクの部分は塗装で仕上げられていますが、若干はみ出しや跳びが目立つでしょうか。
ただ全体的には細かな装飾も比較的忠実に再現されているように見えます。
造形は適度にディティール感があり、人を選ぶような要素は感じさせません。
【下半身】
スカートやブーツも光沢感が強い仕上がりになっており、素材の質感に配慮したつくりであるように感じられます。
造形もミクらしさを損なわないようなバランス感で良好なのですが、二つほど難点があります。
1つめは足の間に挟み込まれたスカートです。
これが太ももの下にあり、深めに座らせた場合この1点でフィギュアの前方を支える形になるため、バランスが悪いです。
2つめも1つめに関連しますが、スカート下端と右足のかかとのクリアランスが狭く、カップ麺の縁に座らせることはおろか、机や棚板にも深く座らせることはできず、かなり安定感に欠ける状態で飾ることになってしまっています。
この足の間のスカートさえなければ、もう少し安定して座らせることはできたはずなので、本当に何故このような仕様にしたのか理解に苦しみます。
【台座】
付属しません。
【総評】評点 4/5
全体的に良い出来ですが、太ももの下のスカートのせいで飾りやすさがかなり悪化してしまっています。
何の意図があってこのような仕様したのか、小一時間問い詰めたいですね。
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