3/17リリース、タイトー Aqua Float Girlsシリーズ、五等分の花嫁 中野三玖をレビューします。
ここまでの一花・二乃が両方良い出来だったこのシリーズなだけに、良好な出来が維持できていることを期待したいですね。
【全身】
青と白のビキニ姿です。
一花や二乃は装飾の少ない水着であり、腰が浮き輪に深くはまり込んだ状態になるため、比較的寝た状態の姿勢で飾ることになりましたが、こちらは装飾があるため、あまり腰が深くまではまり込みません。
結果として、比較的上半身が起きたポーズでも寝たポーズでも飾れるようになっています。
ただ起きた状態で飾ると多少安定感に欠けるため、寝た状態で飾るのがベターでしょうか。
【顔・髪】
顔は一花・二乃と同様良好な出来です。
前髪は、もみ上げ部分の先端がクリアになるような処理となっており、透け量は一花・二乃よりも多めでしょうか。
比較的毛の凹凸の表現自体は少なめですが、全体的な動きのダイナミックさや毛先の別れ方などで立体感を出しているような印象です。
特に左のもみ上げから後ろ髪への流れるような毛の表現が見どころの一つでもあるように感じます。
後頭部も流れるような毛の表現は良いのですが、若干塗装にムラがあり黒っぽく見えてしまっている箇所があるのは惜しいでしょうか。
【上半身】
青と白のビキニです。
こちらもセガのPMシリーズとほぼ同じデザインですが、ビキニ上側にはフリルがついていたり、スカートにクリアパーツやモールドでの模様が入っていたりと、こちらの方が見栄えのする仕様になっています。
比較的胸元の大きく開いた水着のため形状を楽しみやすい造形にはなっていますが、正面から見ると胸元がもみあげで隠されるため、多少いじらしい仕様とも言えるでしょうか。
やや惜しい点としては、胸の青い部分の塗装が塗り切れておらず、一部白くなってしまっている箇所があります。
肌の質感はこれまでのこのシリーズとあまり大きくは変わらず、それほど悪くないように感じます。
【下半身】
脚も一花・二乃同様クセの少ない形状に仕上がっています。
浮き輪の縁に座らせるのは比較的バランスよく座らせることが可能ですが、浮き輪無しだと水着の一点で支えることになるため、少し揺らすとすぐ倒れてしまいます。
ちなみにこのフィギュアは浮き輪に寝かせた状態で飾ると、水着の下がかなりはっきりと見える仕様になっているため、ちょっぴりセンシティブな感じになります。
【台座】
浮き輪と水流を模した台座です。
【総評】評点 4.5/5
一花・二乃同様大きな問題はなく、見どころも用意された良いフィギュアなのではないでしょうか。
このところAqua Float Girlsシリーズは高頻度でのリリースが続いていますが、タイトーの中でもクオリティのばらつきは少なめのように感じますね。
