3/24リリース、セガ Luminastaシリーズ、初音ミク 桜ミク 2023をレビューします。
昨年のセガの桜ミクはバランスの良い出来で、シャツの質感も高い仕上がりでしたが、今年はどのようになっているでしょうか。
【全身】
胸に手を当てて歌うようなポージングです。
元イラストを担当されたのはオリジナルのミクのデザインを手掛けられたKEI先生です。
イラストそのものは見当たりませんでしたが、アクリルスタンドが商品化されているため、そちらの画像をご覧になっていただくと違いが分かりやすいかもしれません。
【顔・髪】
眼はKEI先生のイラストとセガのアーケードゲームのミクを足して2で割った感じでしょうか。
白目の影の部分がかなり色のはっきりとした水色で表現されており、やや違和感があるでしょうか。
口の造形はパッケージ写真と比べるとかなり平面的で、塗色も黄色っぽく見えます。
髪の分かれ方が大きいのは元イラストを再現した結果だと思いますが、毛先のシャープさが落ちてしまっているのはいただけないポイントでしょうか。
ツインテールは根本と先端がやや濃い目の色になるようなグラデーションになっています。
前側は桜の柄のプリントが施されていますが、後ろ側は若干寂しい見た目になってしまっていますね。
【上半身】
このフィギュアの衣装で特徴的なのはシャツでしょうか。
昨年はクリアな質感のものになっていましたか、今年は若干マットなパール塗装風の仕上がりで、これはこれで趣のある風合いですね。
若干シャツの裾が長く、ふわっとした広がりのある造形も見所でしょうか。
袖の模様はかなりはっきりとプリントされており、(好みの範囲だと思いますが)若干主張しすぎな感じがします。
背中側は若干縁取りの塗装が荒れ気味でした。
【下半身】
脚はメリハリのある造形になっており、ミクらしい細身な印象です。
少し意外だった点としては、足元はシューズ状の形状が表現されており、ロングブーツではなかった点ですね。
スカートにも過去見たことのない「…」がプリントされている等、微妙に通常の桜ミクとデザインが異なります。
過去のKEI先生の桜ミクイラストを見ても多少デザインは変わっているようなので、これはこれでバリエーションの一つということになるのでしょうか。
スカートの白い部分の塗装がやや荒れ気味です。
また右脚側の内ももに接着剤のはみ出しなどが見られました。
【台座】
桜の花びらを模した台座と、桜の装飾です。
装飾は「写真を参考に組み立て」るようパッケージで指示されていますが、何をどういう順番で付けたら良いのかがはっきりと分かるような写真がパッケージになく、若干困惑しました。
【総評】評点 4/5
顔の問題がこのフィギュア最大の難点でしょうか。
去年と今年で比較した場合にどちらが良いかは、好みの範疇だと思います。