3/25リリース、フリュー ぬーストシリーズ、洛天依 Lollypop ver.をレビューします。
恥ずかしながら全く知らなかったのですが、中国のボカロのキャラクターなんですね。
日本ではあまり見かけないキャラクターのようなので、現地需要を見越しての立体化だったりするのでしょうか。
【全身】
薄紫色の髪にエメラルドグリーンの瞳、白を基調としたアイドル風の衣装です。
公式アニメをちょっとだけ見たのと比較すると、髪の色はこちらの方が白く、また色味も強いように感じられます。
衣装も通常の公式バージョンとは違うようですね。
【顔・髪】
口周りにやや難ありな顔でしょうか。
右口角から水平方向にやや段差が見られるのと、口の下の顎部分の段差が気になります。
髪の立体感は良好で、毛先もシャープな印象です。
髪の色は頭頂部から首の高さぐらいまで濃くなり、そこから下のお下げは一度淡くなってから毛先にかけてまた色が濃くなる変化が見られます。
後頭部の立体感も十分ですね。
多少初期汚れが多いのが気になるポイントでしょうか。
【上半身】
白・ピンク・赤の配色の衣装です。
タイトルにもある通りペロペロキャンディをイメージしているようなのですが…キャラクター的に何か関係性があるのでしょうか。
造形は細かいのですが、塗装や質感がやや今ひとつでしょうか。
塗装については胴体部分の縦縞の模様がはみ出していたり、リボンの塗装が剥がれていたりする点が気になります。
衣装は基本的に全て白いパーツに塗装をしているようで、白い部分は無塗装です。
同じ白でもややパーツによって色味が異なる点が気になります。
【下半身】
脚は左右で柄の異なるソックスにブーツです。
こちらも上半身同様造形自体は悪くはないですね。
右脚側のソックスは縦縞模様が入っているのですが、ピンクの塗料がはみ出して脛からふくらはぎ周辺の白い部分についてしまっていました。
モールドで墨入れではなく、プリントの方がクオリティも高く仕上がったように感じられます。
このフィギュアも座りはあまり良いとは言えません。
おしりの部分は平らになっていますが、全体的に重心が前よりなためか、平らな部分より狭いドロワーズのフリル部分でバランスが取れる形になっています。
【台座】
付属しません。
【総評】評点 4/5
装飾にはこだわりが感じられますが、塗装のクオリティの追いついてなさが気になるでしょうか。
このキャラクターはタイトーからもフィギュアがリリースされていますが、あちらは自社オンクレでしかリリースしていないので、広く一般に流通する形でリリースされている点ではこちらのフィギュアに軍配が上がるでしょうか。
