3/29リリース、タイトー Wonderlandシリーズ、初音ミク 長靴を履いた猫をレビューします。
極めてハズレの少ないこのシリーズ、待望の最新作です。
これくらいクオリティが安定していると、ゲームセンターで獲っても後悔する可能性は低いので安心感がありますね。
【全身】
タイトル通り長靴をはいた猫をイメージしたフィギュアです。
欧州のランツクネヒトをモチーフにしつつも肩や腿の出た可愛らしさのある衣装で、レイピア風の細剣に手をかけたポーズです。
元イラストを手掛けられたのは木屋 町先生です。
【お仕事情報】「 #初音ミク Wonderland フィギュアシリーズ」第6弾、長靴をはいた猫を描かせていただきました*
— 木屋 町 (@kiya_machi) 2023年2月8日
最高に可愛く立体化していただいております😭❣️ pic.twitter.com/RtuENRlDa9
腰の布が無くなるなど、割とざっくりと衣装は簡略化されつつも、大きく印象が変わることはない形で立体化がされています。
【顔・髪】
顔は正面からは申し分ないレベルのクオリティで、イラストの表情をよく落とし込んでいます。
若干左目の黒目が顔の中心方向に向いているためか、フィギュアに向かって右斜方向から見ると若干違和感を感じるでしょうか。
髪は標準サイズのタイトーフィギュアらしく立体感のある造形で、ネコミミもバッチリ再現されています。
髪はいつもの先端にかけてクリアになるタイプで、塗装部分の質感も良好です。
ツインテールの髪の量はいつもと比較すると控えめでしょうか。
ベースのイラストと比較しても多少少なめです。
【上半身】
冒頭でランツクネヒトをモチーフに、と書きましたが、厳密には違うかもしれない中世ヨーロッパ風の衣装です。
アウター(という呼び方で良いのか分かりませんが)の青い衣装の金色のラインが入っているとよりそれらしい仕上がりになっていたはずですが…コスト面で塗装は難しかったのでしょうね。
とはいえ、塗装はその気になればガンダムマーカー等を使えば出来なくもないので、そういう意味ではここの簡略化はまだ影響は少ないのかも知れません。
身体のバランスはしっかりとした骨盤の広さがありつつも腰から上の長さは短めで、今風のバランスです。
造形は立体感があり、衣装のシワの入り方も自然で綺麗です。
タイトーフィギュアにしては塗装箇所は多いように感じますが、それほど問題はないように感じられます。
【下半身】
タイトル通りの長靴と、アシンメトリーなデザインのニーソックス、そして丈の短いズボンです。
ズボンの裾から伸びる太腿が中々にフェティシズムを感じさせますね。
脚は適度に肉付きがあり、柔らかさを感じさせる造形です。
多少左腿外側に縦方向のシワが入ってしまっているのが惜しいでしょうか。
左脚側のソックスのシワやブーツの造形も良好です。
【台座】
赤いクリア円盤に白いプリントです。
【総評】評点 4.5/5
ベースのイラストとからは簡素になっていますが、それでも十分な華やかさとクオリティのあるフィギュアです。
このシリーズのフィギュアはゲームセンターからも早めに姿を消してしまう印象なので、お早めに入手することをオススメします。