GW直前リリースフィギュアのレビュー先出し、最終日の今日はタイトー AMP+シリーズ、魔女の旅々 イレイナ 魔女服ver.をレビューします。
まさかのAMP+が2つ同日リリースという驚きの商品展開です。
一昨日・昨日と満点が続いていますが、こちらのフィギュアもその流れに乗ることができるでしょうか。
【全身】
箒に腰掛けて空を飛ぶイメージのフィギュアです。
ほぼ同じコンセプトのフィギュアがF:NEXから出ているので、それに対しての当て馬ということになるでしょうか。
あちらは1/7スケールなので多少大きめなイメージですが、こちらはタイトーフィギュアとして見てもやや小さめで、座りポーズ系のCorefulシリーズと同じくらいのスケール感でしょうか。
【顔・髪】
顔はいつものタイトー顔で、口の中の立体感もこちらの方が良いですね。
前髪は多少ボリューム感が控えめなのと、接着剤の垂れた跡があるのが気になりました。
正面から見るとそれほど気になりませんでしたが、横から見ると若干口の形状から受ける印象が変わります。
帽子は内側やリボンなども塗装されており、ディティール感はしっかりと感じられます。
髪は大きく風になびいた表現となっており、立体感は良好です。
見る角度によってはややパーツ分割が露骨に見える箇所などもあるため、基本的にこのフィギュアは正面±15°程度の範囲内で鑑賞すべきかも知れません。
【上半身】
この魔女服を原価1000円の範囲内で作ったのは凄いことだとは思いますが、やや製造品質的な問題が目立ちます。
最も見た目に影響しているのがローブの成型色部分の質感で、細かな凹凸やシワなどが見られます。
モールドでパターンの模様が入っていれば気にならなかったのかも知れませんが…全体的に滑らかな造形なのでなおのこと目立ちます。
それ以外のポイントとしてはやや塗装に難があることと、ブラウス部分に黒っぽい汚れと接着剤跡が見られた点がネガティブ要素です。
ローブ着用なのである程度は仕方がないと思いますが、全体的にもう少し見どころが欲しいですね。
【下半身】
こちらも魔女衣装ですが、靴のデザインなどは若干アニメとは異なるでしょうか。
脚の造形は最近のタイトーらしくクセのない柔らかな曲線で構成された形状です。
右手とお尻で箒の柄の部分と接着されています。
【台座】
水の波紋状の台座と箒・それらを接続する金属軸です。
このフィギュアはこういったところにコストが掛かっていそうに見えます。
【総評】評点 4.5/5
昨日のミクと比べるとどうしても一段落ちるでしょうか。
特にローブの質感が悪めなのと、ミクと比較するとかなり小さめなのはどうしても気になってしまいます。
とはいえ、プライズフィギュアとしては上位には入るフィギュアではあるので、気になった方はこちらも入手してみていただければと思います。