4/22リリース、タイトー Aqua Float Girlsシリーズ、五等分の花嫁 中野四葉をレビューします。
これまでの3人のクオリティは高めでしたが、四葉はどうでしょうか。
五等分の花嫁のフィギュアの傾向として、四葉がクオリティの谷間になる傾向が多く見られますが、髪の色や表情などに起因して問題が目立ちやすいのでしょうか。
【全身】
緑色のビキニ姿で、ピースをしたポーズです。
水着はいつぞやのセガのSPMシリーズと同じです。
もっとも、あちらの出来はかなりやばい水準になってしまっていましたが…
【顔・髪】
鼻から上の出来はよいのですが、そこから下に問題点が集積されています。
まずは鼻のすぐ下に髪の塗装が飛んでしまっています。
口の塗装は縁の赤い部分が塗りきれておらず、やや不自然な見た目になってしまっています。
髪は全体的に塗装されており、先端はクリアになるような処理が施されています。
造形はシャープさがあり、後ろ髪も内外2パーツ構成となっていてよいのですが、前髪と後頭部のパーツの合わせ目に接着剤と思われるテカりや白化跡が見られました。
髪の色が他4人と比べても明るいので、こういった問題点が目立ちやすいのかも知れません。
【上半身】
クローバー柄のビキニです。
何と言っても見どころは水着ですね。
胸の谷間の下側までしっかり見えるように作られているところに配慮を感じます。
水着は普段のタイトーなら成型色そのままにしそうですが、今作は塗装されていますね。
問題点は胸から脇腹にかけての水着の隙間から見える肌の部分がやや黒っぽく見える点でしょうか。
光の加減でそう見えているだけなのかも知れませんが、正面から光を当てても多少黒っぽく見えます。
【下半身】
ビキニの下側です。
脚はこれまでのこのシリーズと同じく、あまり大きな特徴は見られないクセの少ない造形です。
このフィギュア最大の問題点が浮き輪の中に座らせたときの安定感の悪さです。
通常このシリーズはどこかで安定するポイントがあって、多少動かそうとしても抵抗感がありフィギュア自体が簡単に転倒することは起こりづらいのですが、このフィギュアは少し触るとすぐ転倒してしまいます。
飾る際や移動させる際には細心の注意が必要ですが、メリットもあって、画像のように色々な角度から眺めやすいという点では優れているとも言えなくもないですね。
水の台座や浮き輪の縁に座らせることも可能です。
【台座】
緑色の浮き輪と水流を模した台座です。
【総評】評点 4/5
これまでの3人と比較すると問題点は多めでしょうか。
と言いつつも、これまでレビューしてきた四葉のフィギュアの中では良い方のフィギュアには入るので、中々評価が難しいところです。
