4/27リリース、タイトー Aqua Float Girlsシリーズ、デート・ア・ライブ 夜刀神十香をレビューします。
デート・ア・ライブのタイトーフィギュアはこれまで狂三が殆どで、僅かに六喰があるのみでしたが、Aqua Float Girlsシリーズの頭出しはそのいずれでもないという珍しい現象が起こりましたね。
主要なキャラクターを全部なぞるつもりがあるからメインのキャラクターから順番に立体化するつもりなのか、狂三も六喰も既に水着のフィギュアが出てしまっているので、新規デザインを起こすのに時間が掛かっているとか、そういった理由でしょうか。
【全身】
紫と黒のビキニ姿です。
原作ラノベの挿絵で登場した水着がベースになっているようですが、柄が星柄から花柄に変わっていたり、胸元にリボンが追加されていたりと、微妙に要素が変わっています。
【顔・髪】
顔は原作ともアニメとも雰囲気が違いますが、キャラクターとしての同一性はしっかりと感じられる顔のように感じます。
アイプリントは多少簡素ですが単調さはなく、口の造形も立体感があって良好です。
このフィギュアの凄いところは髪ですね。
動きの感じられるもみ上げ部分の髪も然ることながら、後ろ髪は非常にボリューミーで見ごたえがあります。
ただこの髪は弱点でもあって、浮き輪と水流台座をうまく調整しても床面に接してしまうので、水流の台座を含めた設置時のセッティングはかなりシビアです。
また水流台座無しで浮き輪の中に座らせた状態で飾ることも出来ません。
【上半身】
ビキニは紫の部分がテカりが強めですが、黒の部分はマットでややちぐはぐな印象を受けます。
モールドの模様も紫の部分にのみ入っており、その点もやや違和感があるでしょうか。
また水着のリボンを挿すための穴が胸に開いているのが上方から見ると分かるのもややネガティブなポイントです。
一方で肌の造形はよく、手を上げている方の脇の造形などはこだわりを感じさせます。
背筋の造形も良いのですが、大半が髪の後ろに隠れてしまうのがちょっと勿体ないですね。
【下半身】
脚はこのシリーズらしく癖の少ない形状です。
肌の質感は全体的にはマットですが、脛はパーティングラインがある都合上若干テカりが強めですね。
髪の影響で水流台座無しで浮き輪の中には座らせることはできませんが、縁には座らせることができました。
その際はお尻と髪の毛の先端でフィギュアを支える形になります。
【台座】
浮き輪と水流台座です。
【総評】評点 4.5/5
ちょっとビキニがちぐはぐな感じはしますが、気づいたネガティブな点はそれくらいでしょうか。
このあとデート・ア・ライブシリーズでどの程度フィギュアが出てくるのか注目ですね。
