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【4/5】初音ミク フィギュア Costumes カフェメイドver. (タイトー)

5/13リリース、タイトー Costumesシリーズ、初音ミク カフェメイドver.をレビューします。
今のWonderlandシリーズが展開される前にあったシリーズで、ちょうどコロナ禍のタイミングでリリースされていたもののようですね。
再販前は中古ショップなどでも結構な高額で取引されていましたが、再販が来ればこのシリーズの値段も落ち着きそうですね。

【全身】


アメリカのダイナーの制服をイメージした衣装でしょうか。
ストライプやローラースケートなどはまさに、とも言うべき要素ですが、エプロンや胸周りの衣装の作りなどはメイド服の要素もありますね。
元イラストを担当されたのは八三先生です。

全体的にはタイトーらしく元イラストに忠実な再現に感じられます。

【顔・髪】


瞳の部分がやや下方向に寄ったイラストを落とし込んだ顔となっており、出来自体は良好だと思います。
フィギュアで口の中を完全に白くしてしまうと、ちょっとディティール感が薄く感じてしまうので、噛み合った歯の造形がちょっとあると尚良いのかなと思いました。

 


髪は先端が紫色のクリアに変化するグラデーション塗装ですが、前髪はかなり塗装が厚くほぼ透けて見えないようになっています。
側頭部の髪が特徴的ですが、やや毛先が丸くシャープさに欠けるでしょうか。


ツインテールもボリューム感が控えめなのと、造形もややシンプルなので、少し寂しいように感じられます。

【上半身】


衣装はストライプの柄が僅かに簡略化されていますが、ほぼ元のイラストを再現できているように感じます。
部品数が多く、比較的込み入ったデザインの衣装なので、質感やビルドクオリティ的にはちょっと微妙な箇所もあります。


特にリボンの黒っぽい汚れと右肩部分の隙間は目立ちます。
やはりちょっと衣装のデザインがプライズでやるには厳しい細かさなんでしょうね。


今のタイトーならもうちょっと要素を減らして質感方向にリソースを振りそうな感じはします。

【下半身】


脚はディティール感のある造形で、腿周りのラインの出方からリアルな印象を受けます。


ローラースケートのブーツの紐なども塗装と造形で作り込まれていて、こういったところからも衣装の再現にリソースを振っていることが分かります。


スカートの内側はお臍のすぐ下くらいの位置まで造形されていました。

【台座】


半透明な白い円盤に青緑色のプリントです。

【総評】評点 4/5
衣装に力を入れていることは分かるのですが、若干顔周りがすっきりし過ぎな印象のフィギュアです。
こういう少し前のフィギュアを見ると、この辺のバランス感は今のタイトーの方が上手くなっているように感じますね。