6月のゲームセンター景品以外のフィギュアレビューは、グッスマ Pop up paradeシリーズのリトルウィッチノベタのノベタをレビューします。
体験版がリリースされた直後、可愛いキャラクターデザインの一方で、フロムソフトウェア作品を彷彿とさせるシビアな死にゲーというゲームバランスが話題になっりましたね。
現在はカントク先生がパッケージイラストを担当された製品版もリリースされていますが、体験版のときのような爆発力はなく、「ゲーム製品本体が販売される前にピークが来てしまった」、エルシャダイのような感じがあるなとちょっと思った作品です。
【全身】
ゲームのパッケージイラストなどで見かける、魔女服で杖を持ったポーズです。
杖は別パーツで付属していますが、特に説明書などは封入されていません。
フィーリングで組み立てて写真を撮った後に逆向きであることに気づきましたが、レビュー自体には支障はないはずなので、そのまま掲載させていただきます。
【顔・髪】
顔はキャラクターデザインの原画ともカントク先生の顔とも異なっており、ゲーム内の顔に近いようなバランス感でしょうか。
多少口元の立体感が強めではありますが、違和感のない範囲内で上手く立体化されているように感じられます。
髪は全体的に塗装されており、ところどころグラデーションで濃い目の色が置かれています。
髪の捻れる表現や風でなびいた立体感の表現もよく、造形面でも見応えがあります。
魔女の帽子は接着されており取り外し不可ですが、これは良い判断だと思います。
同じPopup Paradeシリーズのこのすばのめぐみんのフィギュアは帽子は取り外し可能だったのですが、頻繁に外れたりズレたりしていたので、ベストな状態を見せるという意味では接着されている方が良いように感じますね。
【上半身】
衣装はフリルや細かな装飾なども再現されていますが、Popup Paradeにありがちな塗装の荒れや表面の質感不良などはほぼ見られず、高いレベルのクオリティで作り込まれています。
ワンピース部分の衣装のシワは少なめですが、Aラインの形状が綺麗に出ていることと、マントの立体感が良好であるため、立体感も良好であるように感じられます。
杖や鞄などの装備品類もバランスよく作り上げられています。
側方や後方から見ると、胸の薄さや背筋の造形など、見えづらいところにも拘って作られていることがよく見て取れます。
マントは正面方向からよりも後方から見たほうが立体感がありますね。
髪の影が落ちるのもあって、一層引き立って見えます。
【下半身】
ニーハイにブーツで、こちらも細かな装飾までよく出来ています。
ソックスの上から貼られた絆創膏もしっかりと表現されています。
造形もニーハイの上に肉を載せる表現が入っているなど、見どころも十分です。
ゲーム内ではスカートの内側はドロワーズのようでしたが、こちらは一般的な白いパンツになっていました。
外観からはもう少し高い位置に腰があるのかと思いましたが、内側を見ると意外と低めです。
【台座】
白い円型の台座です。
【総評】
製造品質もよく、見どころも多いフィギュアです。
これまでレビューしてきたPopup Paradeシリーズでは、一番良いのではないでしょうか。
毎回これくらいのクオリティなら迷わず買えるので、メーカーさんには是非頑張って貰いたいところです。