5/18リリース、バンプレスト Relax timeシリーズ、リゼロ ミネルヴァをレビューします。
昨年11月にリリースされたエルザのフィギュア以降、約半年間でレビューしたリゼロのフィギュアは、レムラム以外は2月のエキドナくらいでしょうか。
あまり他メーカーが手を出さないところも手広くやっていくところに、このシリーズの懐の深さを感じますね。
【全身】
紫色の襟の付いたデザインのシャツで、安座した姿です。
このシリーズは最近は比較的衣装を着込んだフィギュアも珍しくありませんが、胸周りや脚などは肌の露出が多めです。
パッケージ写真では肌の色はかなり白めになっていますが、実物の肌の色はそれなりにしっかりと色が入っており、多少血色が良くなった印象でしょうか。
【顔・髪】
アイプリントはシンプルなアニメ調の塗り分けがはっきりとしたプリントですが、線は細く大味な感じはありません。
口のプリントは、造形の形状と比較すると若干左側が下にズレているでしょうか。
肌・髪ともに成型色で塗装はされていません。
特徴的な髪型の造形は良いと思いますが、これだけ髪の色が明るくて無塗装だと影の落ち方が弱くて凹凸が少ない部分はやや単調な見え方になってしまいますね。
髪には数か所黒っぽいシミのような点が見られました。
頭部パーツは組み立て式のため、容易に取り外し可能です。
【上半身】
シャツは襟の部分が紫色で塗装されている他、袖の内側もピンク色で塗装されています。
やや左腕と本体部分の嵌合が甘く、見る角度によっては隙間が大きく見えてしまうことがあります。
上半身で最も視線を集めるであろう胸元は、谷間とシャツの隙間が開けられており見どころは十分です。
惜しむらくはやや肌のテカりが強めで、若干質感は肌っぽさが欠けています。
もう一つ気になる点としてはシャツの下端部の厚みがやや厚めになっています。
強度的に仕方のないことなのかも知れませんが、厚く角が立っているところを見てしまうと、若干シャツらしさが薄れてしまいます。
【下半身】
脚はこのシリーズらしく肉付きがよく、リアリティのある造形です。
ただ、この手の座りポーズフィギュアにありがちな問題点として、腿とふくらはぎの谷間の堀が浅い状態にこのフィギュアもなってしまっています。
肌の質感は上半身と比較するとテカりは弱めですが、左膝付近に成型時のひび割れが見られました。
クレジット表記はお尻の下でした。
【台座】
台座…と言っていいのか分かりませんが、お尻部分に嵌めるパーツが付属しています。
これがあると後方に転びづらくなるので、不安定な場所に飾る際は使用すると良さそうです。
【総評】評点 3.5/5
造形は良く見どころもあるのですが、質感やビルドクオリティから安っぽさを感じてしまうでしょうか。
とはいえ、数少ないリゼロのレムラム以外のキャラクターのフィギュアなので、リゼロやキャラクターが好きな方には十分ありなフィギュアだと思います。
