11/18リリース、タイトー Desktop Cuteシリーズ、オーバーロード アルベド 水着ver.をレビューします。
また水着のアルベドというのもありますが、先日の着せ恋に続いて、またしても直方体に近い箱でしたね。
例によって自力ゲットは難しく、アシストを貰う羽目になりました。
この後実物のフィギュアを見ていきますが、ブリスターの奥行き方向は比較的まだ余裕があるような状態だったので、もう少し薄く箱を作ることもできたと思われます。
それでも、あえて直方体に近いような形で作っているということは、やはり意図があってそうしているのだろうなという風に感じてしまいますね。
【全体】
・大きさ・存在感: 3.5/5
・カラーリング: 4/5
・再現度: -/5
・バランス: 4.5/5
Aqua Float Girlsシリーズで立体化された際の水着をよりシンプルにしたような形状の水着を着て座ったポーズです。
サイズは、高さ・幅・奥行がそれぞれ約12cm、13cm、9.5cmとなっており、奥行方向だけは少々長さが少なめになっています。
【顔・髪】
・アイプリントの品質: 4/5
・顔の造形: 4/5
・顔の塗装・質感: 3.5/5
・髪の造形: 4.5/5
・髪の塗装・質感: 4/5
・ビルドクオリティ: 4/5
・見所・魅力: 4/5
顔はアルベドらしい恍惚としたような表情で、目が細めであるためか、瞳の中の塗色は少なめです。
ただ眉や瞼、睫毛といった部分は全てそれぞれ別の色で表現されているため、顔から単調さを受けるというようなことはありません。
口の中は造形もしっかりとしており、八重歯も含めて塗装もされていますが、八重歯の塗料が一部はみ出しているような箇所が見られました。
髪は先端がクリアになるタイプのもので、最近のタイトーにしては比較的透けている範囲が大きめの表現になっています。
髪の造形はよく、ストレートに伸びていく後ろ髪と、一部肩にかかった髪から、動きを出しづらいポーズの中でも単調にならないような工夫を感じさせます。
髪の根元付近は無塗装のようで、多少テカリは見られますが質感はそれほど悪くはありません。
【身体】
・素肌の造形: 4/5
・素肌の塗装・質感: 4/5
・衣装の造形: 4/5
・衣装の塗装・質感: 4/5
・ビルドクオリティ: 4/5
・見所・魅力: 4/5
マイクロビキニと言っても差し支えないレベルの肌の露出の多い水着です。
視線が右肩の後ろを向くようなポーズになっているため、正面から見たかったという方は少なくないと思われますが…実はこのフィギュアの正面方向には、かなりの残念要素が隠されていました。
それがこの胸のパーツ分割で、水着の紐付近で上下にバッサリとパーツ分割がされています。
もう少し分割の位置を工夫して、胸の下あたりで分割する方法もあったのではないかと思いますが…
このパーツ分割を隠すために、あえて後方を向かせるようなポーズにさせたのだとしたら、なかなかに悪意がありますね。
それ以外の肌の造形はよく、ねじれるようなお腹周りや水着で押さえつけられて形の変わった胸など、随所に見所は見られます。
下半身側も造形にはこだわりが見られ、潰れて持ち上がった太ももや、水着からかなり大きくはみ出した臀部などが注目を集めるポイントだと思います。
ただ両足とも初期汚れが多く、左脚側は髪の毛とももが干渉してできたことによるものだと思われますが、右足側は特に干渉するパーツもないので、おそらく製造時に汚れが付着したのだと思われます。
先日のAMP+のフィギュアだと非常に大きく表現されていた腰の羽根ですが、こちらのフィギュアでは小さめになっています。
成形色のようで、テカりはそこそこ強めですが、造形は細かいですね。
脛から足の甲にかけては少々平らな部分もありますが、腿は潰れていないため下から鑑賞してみるのも一興かもしれません。
クレジット表記は左脛付近に白い文字でプリントされていました。
【台座・付属品】
・台座の品質: −/5
・付属品の品質: −/5
付属しません。
【総評】
・総合評価: 4/5
それほど出来が悪いわけではないのですが、箱の形を見てがっかり、胸の分割線を見てがっかりと、少し裏切られたような気持ちになったのもまた事実です。
特に後者はかなり見た目に影響してしまっており、箱の形でユーザーに不利益を強いるのならば、もう少しこういったところへの配慮も欲しいものです。
