2月最初のプライズフィギュア以外のレビューは、グッドスマイルカンパニー Pop Up Paradeシリーズ、Vshojo ヴェイベをレビューします。
例によってどのような方か存じ上げずに外見だけ見て買うのを決めましたが、製品タイトルにあるVshojoは既に退所されており、現在は個人勢で活動されているそうです。
海外VといえばホロライブENのがうるぐらは有名なので知っていますが、もともとVshojoには知っている人はいない…と思いつつ公式サイトを眺めてみたら、ksonさんが今は所属されているんですね。
ニコニコ動画に上がっていた「南部式英語教室」などはアニメやネットミームの台詞の英語での言い回しが学べるので、結構気に入って見ていた時期があります。
海外Vの配信を見ると英語の勉強になりそうだなと思う反面、なかなかネイティブの話すスピードについていけないようなところもあるので、やっぱり日本人が海外の方の配信を見るのには言語の壁が大きいですね。
また話が脱線してしまいましたが、どのようなフィギュアになっているか見ていきましょう。
【全体】
セーラー服をイメージしたような衣装で、頭の後ろに手を回したポーズです。
高さは台座込みで19cm弱で、このシリーズとしては標準的なサイズ感です。
【顔・髪】
瞳の色は濃い色から薄い色へと変化するグラデーションをベースに、所々水色の明るい色が置かれるようなデザインになっています。
口は縁取りの部分と舌の部分で別の色で塗装されており、左の八重歯がちらりと覗くなど、小さくもしっかりとディティール感のある顔になっています。
髪は膝付近まで伸びる薄紫色の長い髪ですが、非常にボリューム感が大きく、背中側を広く覆うような形状になっています。
全体的に塗装が施されており、表面の質感も良好に仕上げられています。
背中側もしっかりと作り込まれており、こちらはこちらで髪の情報量が多いデザインです。
後ろに回している手はおそらく髪を払うような仕草をイメージしたものだと思われます。
【身体】
11月の咲うアルスノトリアのフィギュアのレビューをご覧になった方ならお察しだと思いますが…はい、肌の露出の多さで購入を決めました。
セーラー服は丈が短めで、胸の下側が露出するほか、セーラー服を前で止めているボタンの隙間からも胸の谷間が見えるような仕様になっています。
肌は無塗装のようですが、セーラー服はほぼ全体が塗装で仕上げられており、質感は良好のように感じられます。
ただ、セーラー服の裾の部分の紺色のラインは、内側の線が荒れていたため、その点だけ惜しまれるでしょうか。
お腹周りは比較的緩やかな曲線の変化で表現されており、おへそは小さな凹みとして表現されていました。
腰には小さな悪魔の羽がついており、その下からは黒く細長い尻尾が伸びています。
脚はソックスを履いている部分は比較的スリムの印象なのですが、その上の素肌部分はソックスとの境界部の造形も相まって肉付きの良い柔らかさを感じさせる形状です。
スカートやソックスの部分は成形色のようで、このフィギュアを通してスカートの黒い部分だけはテカりが強くなってしまっているのが少し残念なところです。
ソックスには名前がプリントで表現されていました。
反対側の脚にはハートの模様がプリントされています。
スカートの丈は非常に短いので、普通に鑑賞していても内側が見えてしまいます。
ご覧の通り縞パンで、下から覗くとその形状もよく分かります。
【台座・付属品】
小さめの白い円盤です。
台座のサイズがどんどん小さくなっていますが、これは飾りやすくなって助かりますね。
【総評】
スカートの質感を除けば、ほぼ不満はないクオリティのフィギュアになっているように感じました。
言語の壁があってなかなか配信を見ることはできませんが、魅力的なデザインのキャラクターなので、是非頑張って活動を続けて欲しいところですね。