9/22リリース、セガ Luminastaシリーズ、初音ミク 16th Anniversary ぶーたver.をレビューします。
前作のKEI先生バージョンに続いての16周年フィギュアです。
ベースとなったイラストを最初に見た時に、KEI先生のイラストと比較するとフィギュア化しづらそうだなという風に感じましたが、どのような形でフィギュアに落とし込まれたのか見ていきたいと思います。
【全体】
・大きさ・存在感: 3.5/5
・カラーリング: 3.5/5
・再現度: 4/5
・バランス: 4/5
ボリューム感のある三つ編み状のツインテールに、半袖のシャツとベスト・ミニスカートといった構成の制服です。
台座を含めた高さはちょうど20cm程度で、標準的なサイズ感のフィギュアです。
タイトルにもある通り、元イラストを担当されたのはぶーた先生です。
【プライズ】
— セガプラザ公式 (@seganewsnavi) 2023年9月15日
「初音ミク」16周年をお祝いして、「KEI（@keigarou ） 」さん、「ぶーた（ @booota ） 」さん描き下ろしの制服デザインイラストの大きなクリアスタンドが登場！
美麗なイラストを細部まで堪能できます！
9月15日より順次登場！ https://t.co/DKnJIJ8SAx#セガプライズ #HatsuneMiku pic.twitter.com/KtdQujBS9P
【顔・髪】
・アイプリントの品質: 4/5
・顔の造形: 3.5/5
・顔の塗装・質感: 3.5/5
・髪の造形: 3.5/5
・髪の塗装・質感: 3/5
・ビルドクオリティ: 3.5/5
・見所・魅力: 3.5/5
フィギュア化が難しそうだと考えた理由の一つがこの特徴的な顔つきですが、全体的にうまく落とし込んであるなという感触です。
アイプリントは青緑色をベースにしつつ、紫色や黄色なども用いたカラフルな配色で、縁取りのラインは比較的厚めではあるものの、ハイライトをうまく活用することで線の太さを感じさせないような工夫が施されています。
特徴的な口の形状はイラストをよく再現しており、塗装こそ単色ではあるものの、造形によってしっかりとした影が落ちるような作りになっています。
緑色のアンダーリムのメガネも、フレームだけの表現ではありますが存在感があり、可愛らしさが引き立ちますね。
髪は成形色のようですが色の濃淡が表現されており、見た目的な単調さはあまり感じません。
惜しいポイントとしては、髪にはかなりテカリが強めの素材が使われていることと、毛先が丸められており、シャープさが不足していることが気になるでしょうか。
【身体】
・素肌の造形: 3.5/5
・素肌の塗装・質感: 3/5
・衣装の造形: 4/5
・衣装の塗装・質感: 3.5/5
・ビルドクオリティ: 3.5/5
・見所・魅力: 3.5/5
右腕に模造紙を抱え、左手にプリントを持ったポーズ です。
元のイラストで表現されていた胸元の校章風のマークや、シャツの襟の音楽記号なども再現されており、元のイラストの持つ楽しげな雰囲気がよく落とし込まれているように感じます。
塗装箇所は全体的に少なく、多くの部分が成形色となっており、全体的にテカりは強めです。
ただ比較的に色味が明るい部分のみが反射の強い素材となっており、黒っぽい部分が強く光を反射するのに比較すると多少気になりづらいようには思います。
スカートやリボンなどの黒い部分は比較的マットな素材が使われており、他の場所と比べると質感も比較的良好なように感じます。
制服の造形もよく、ベストの大きめのシワや布の弛みの表現によってリアリティのある形状になっているのと、スカートの軽く翻る感じが動きを感じさせます。
脚は膝周りが多少はっきりとした造形ですが、悪目立ちするほどではなく、ほどほどのレベルで留められています。
ニーハイソックスはあえてクリアな質感となるよう、仕上げが施されているようです。
元のイラストだとちらりと見えていた程度のソックスの模様もしっかりとプリントで表現されていました。
靴の形状は若干のっぺりとした感じがあり、造形の中では最も気になるポイントかもしれません。
このフィギュアの台座は三角形なのですが、重心の関係からか右前方方向に倒れやすいという特徴があり、高いところに飾る場合などは注意が必要です。
スカートの内側は下着までは造形があり、お尻側は結構食い込んでいる感じでした。
【台座・付属品】
・台座の品質: 3.5/5
・付属品の品質: -/5
白い三角形の台座にピンクのプリントです。
【総評】
・総合評価: 4/5
テカりの強さなど気になるポイントはありますが、極力その影響を排除するような工夫がされており、楽しげな雰囲気が伝わるようなフィギュアに仕上がってるように感じました。
クオリティを追求するブログをやっている立場から言うのも変ですが、こういう表現のフィギュアも悪くはないですね。
