2/9リリース、フリュー ぬーどるストッパーシリーズ、初音ミク 桜ミク 2024をレビューします。
昨年史上最速で桜が開花したからか、今年は桜ミクのフィギュアが出てくるのも早いですね。
このレビューを書いているのは2月の半ばなので、記事が出る頃の桜の開花状況がどうかはまだ分かりませんが、おそらく3月の半ばではまだ咲いていない可能性が高いので、一応時期は外さずにレビューをお届けできているのではないでしょうか。
ただ、例年であればここからもいくつか桜ミクのフィギュアが出てくるので、それらは時期を外すことになりそうですね。
今回のフィギュアのイラストを担当されたのはTobi先生ですが、特にイラストの画像はアップロードされていないようなので、そのままレビューしていこうと思います。
【全体】
・大きさ・存在感: 3.5/5
・カラーリング: 4/5
・再現度: -/5
・バランス: 4/5
イラストを再現したポーズで座る桜ミクです。
高さは14.5cm程度で、縦方向には特に大きくも小さくもないサイズ感ですが、髪のボリューム感が大きいので、横方向にも12cm、奥行き方向にも10cmと中々なサイズ感があります。
【顔・髪】
・アイプリントの品質: 3.5/5
・顔の造形: 4/5
・顔の塗装・質感: 3.5/5
・髪の造形: 4.5/5
・髪の塗装・質感: 4.5/5
・ビルドクオリティ: 4/5
・見所・魅力: 4/5
基本的なデザインは箱の側面に描かれているイラストをベースとしていますが、そのまま そっくりかと言われるとそうでもないなという感じでしょうか。
イラスト側の眼は割と白目の部分が広めで多少角がはっきりとした表現になっていたのですが、こちらは特に左目側の白目の領域が削られており、目尻にかけての上まつげも丸めの表現になっているので、その辺りの影響が大きいかもしれません。
他にも異なる点はいくつか見られ、瞳の中のくすんだ青色が灰色っぽい色に置き換えられていることと、眉毛のラインが太めに表現されていることが挙げられるでしょうか。
口の塗装は単色で、さらにところどころ塗り切れていないところも見られるのが残念なところです。
髪の塗装や造形は良く、ボリューム感のあるツインテールはしっかりと立体感のある形で パーツ分割されている上に、毛先のクリアの処理や髪の桜のプリントも良好です。
ただこのツインテールの影響で、このフィギュアには大きめの難点が1つ生まれてしまっているのですが…
【身体】
・素肌の造形: 4/5
・素肌の塗装・質感: 3.5/5
・衣装の造形: 4/5
・衣装の塗装・質感: 4/5
・ビルドクオリティ: 3.5/5
・見所・魅力: 4/5
身体の方はいつもの桜ミクの衣装ですね。
塗装で仕上げられている箇所が多い、というより衣装はほぼ全て塗装なので、質感自体は良いように感じられます。
ただ全体的に筆塗りの部分が多いためか、塗り切れていない部分やはみ出し、飛びなどが割と多く見られる傾向にはありそうです。
素肌の部分も質感はそれほど悪くはないのですが、一箇所埃が固着して取れなくなってしまっている箇所がありました。
造形も身体の表現自体は良く、華奢なボディラインとミクとしては存在感のある胸が同居しており、小さめのフィギュアながらも大胆なシワの表現が見られます。
手に持っている桜の花は、イラストでは正面方向を向いていて、パッケージ写真でもある程度花の正面が見えるような角度になっているのですが、私の入手した個体ではほぼ真上を向いてしまっていました。
脚はイラストよりも膝周りに特徴がある形で表現されていますが、全体的に細身な感じでミクらしさは損なわれてはいません。
ブーツにもやや塗装の飛びが見られますね。
このフィギュア最大の問題点、それは座りの悪さで、まず足の位置が割と後方にあるため、板状のものにしか座らせることができないような作りになっています。
またツインテールとお尻の座面の位置があまり合っておらず、前傾姿勢になって倒れてしまう…という流れを撮影中に何度と無く繰り返した結果、前髪の塗装が2箇所ほど剥がれてしまいました。
お尻の厚さがかなり厚めで下着は奥まった位置にあるので、下から見ない限りは余程下着は見えません。
クレジット表記は左足のブーツの裏側でした。
【台座・付属品】
・台座の品質: -/5
・付属品の品質: -/5
付属しません。
【総評】
・総合評価: 4/5
とても可愛らしいフィギュアではあるのですが、座りの悪さと少々顔のイメージが違うのが今一つなところでしょうか。
桜ミクのぬーどるストッパーは毎年出ていますが、いずれもどこかしらに難点があるような気がしますね。
