3/23リリース、タイトー Kiraleaシリーズ、転生王女と天才令嬢の魔法革命 ユフィリアをレビューします。
先日の五等分の花嫁の五月のレビューで書いた3000円以上沼ったフィギュアがこれです。
重心位置が箱の片面に偏っているのか、初手で持ち上げた時のリアクションが大きく、なかなか思うような形で橋にハマらないという状況が続いて、初期位置戻しだけで3000円近く使ってしまいました。
結局上手く手前の橋に斜めに乗った後、下角を持ち上げて角度を修正してちゃぶ台で落としたわけですが、中々な強敵でした。
やはりクレーンゲームはどれだけ簡単に取れそうな設定かの見極めと無理だと察したら深追いしない冷静さが重要ですね。
【全体】
・大きさ・存在感: 3/5
・カラーリング: 3.5/5
・バランス: 4/5
アニスフィアと同様のネグリジェ姿ではあるのですが、こちらの方がよりシンプルなデザインのものになっています。
フィギュア本体の大きさは14cm程度で、数字上はアニスフィアよりも小さめに見えますが、実物を並べてみるとそれほどスケール感に大きな違いはないようです。
【顔・髪】
・アイプリントの品質: 3.5/5
・顔の造形: 4/5
・顔の塗装・質感: 3.5/5
・髪の造形: 4/5
・髪の塗装・質感: 4/5
・ビルドクオリティ: 4/5
・見所・魅力: 4/5
・総合評価: 4/5
アイプリントはアニスフィアと比較するとやや縁取り部分の色味が薄めで、逆に瞳孔部分の色味は強めに表現されています。
また宣材写真よりも瞳孔が下寄りに表現されていることもあって、視線の向きが下向きなのも気になるところでしょうか。
ただ、この二人はいわゆる百合なので、向かい合って座ったときにアニスフィアの太腿が一瞬気になった…とかそういった解釈も出来なくは無いですね。
アニスフィアの方の髪はほぼ先端は透けない仕様になっていましたが、こちらはしっかりと毛先の部分が透けるような表現になっており、質感は良いように感じられます。
前髪側の造形はやや凹凸が緩慢な感じもしますが、再度や後ろの髪の造形は立体的に折り重なるような形状となっており、悪くない印象です。
ただ後ろ髪が左肩付近で大きく分かれているのは、おそらくかきあげた髪が流れるような表現なのだと思いますが、この辺りはもう少しはっきりとした動きがあった方が理解しやすいと思いました。
【身体】
・素肌の造形: 4/5
・素肌の塗装・質感: 3.5/5
・衣装の造形: 4/5
・衣装の塗装・質感: 3.5/5
・ビルドクオリティ: 4/5
・見所・魅力: 3.5/5
・総合評価: 3.5/5
襟と裾の部分にフリルがついている以外は飾り気のない白いネグリジェで、所々わずかに青い塗装が施されている以外は塗装らしい塗装も見当たりません。
青い塗装は襟のフリルや腰の部分にわずかに見られますが、本当にうっすらと着色することを目的としたもののようなので、その部分だけ特に質感が良いということもありません。
アニスフィアよりも胴体部分のシワの造形は多めですが、普段のタイトーの水準から行くとやはり簡素な印象は否めない造形です。
また腰の部分に少々茶色っぽい初期汚れが見られました。
この作品あまり詳しくは知らないのですが、小説版からアニメ版になるときにかなり胸がナーフされているようで、そこから更にフィギュア化される際にもナーフされているようです。
アニスフィアもあまり大きいような表現ではなかったですが、こちらに至ってはほぼ絶壁のようなレベルになってしまっているのが、アニメ化以前からのファンの目にどう映るのかは気になるところです。
脚は多少膝のところに骨っぽさがあり、アニスフィアのフィギュアよりもうまくデフォルメされているような印象です。
肌の質感は両者ともそれほど大きな違いは見られませんが、色は若干異なっており、こちらの方が若干白っぽい色で表現されています。
アクリルプレートの台座なのですが、開けた時に化学薬品臭のようなものがしました。
時間が経てば消えていく匂いであれば良いのですが、この辺りはこのシリーズを続けていく上での要改善ポイントと言えるでしょう。
フィギュアを一番深い位置まで座らせると、若干お尻の部分が浮くようになってしまいます。
アニスフィアはフリルも含めてお尻の部分が平坦になるような形状になっていましたが、こちらはフリルの部分を台座に乗せずに飾るのが正しいようです。
【台座・付属品】
・台座の品質: 4/5
・付属品の品質: -/5
天蓋付きのベッドを模したアクリル台座です。
こちらもアニスフィアと同様、それなりに初期傷は見られました。
【総評】
・総合評価: 4/5
非常にシンプルなフィギュアで、もう少し見所が欲しいというのが率直な感想でしょうか。
その点、Aqua Float Girlsシリーズは水着であるというだけでもう一つ見所ができたようなものなので、こちらのシリーズと比べると扱いづらさはあるのかもしれないですね。
