3/27リリース、システムサービス 全力造形シリーズ、僕ヤバ 山田杏奈をレビューします。
久々の僕ヤバプライズというのもありますが、何より本ブログ初の全力造形シリーズというのが最も注目すべきポイントでしょうか。
ググっていただければ分かる通り、このシリーズの評価は既に確立していると言っても過言ではないかも知れませんが、これまで一度もこのブログでこのシリーズを扱っていないので、どんなものかを見てみようというところです。
あまり先入観を持ちすぎるとその印象に引っ張られてしまう可能性もありますが、なるべくいつも通りフラットな目線で見ていきたいと思います。
まぁもっとも、今回のフィギュアはパッケージ写真の時点で「ヤバイやつ」っぽさが漂っているのは否めないのですが…
【全体】
・大きさ・存在感: 4/5
・カラーリング: 3.5/5
・バランス: 3.5/5
アニメ2期に登場した、熊の頭部を模したフードの付いたルームウェアで立ったポーズです。
大きさは22.5cm程度で、最近のプライズフィギュアにしてはやや大きめのサイズ感ではあります。
頭部と体のバランスはちょうど7頭身くらいでしょうか。
【顔・髪】
・アイプリントの品質: 3.5/5
・顔の造形: 3/5
・顔の塗装・質感: 3/5
・髪の造形: 3/5
・髪の塗装・質感: 3/5
・ビルドクオリティ: 4/5
・見所・魅力: 3/5
・総合評価: 3/5
この顔を似ていると見るかどうかは判断が分かれそうなところではありますが…ただ全体的にバランスがよろしくないということは言えるのではないでしょうか。
比較的面長な造形であるにもかかわらず、顔のパーツは全体的に下に寄っている一方で、眉の位置はかなり高めの位置にあるなど、全体的にちぐはぐな印象が拭えません。
口の中はピンク色に塗装されていますが、それに負けず劣らずの主張をしているチークのプリントも顔のバランスをおかしくしてしまっている原因の一つのように感じます。
そして何よりバランスがよろしくないのが首の長さで、首と体が必要以上に離れているような印象の見た目になっており、この辺りもバランスの悪さに拍車をかけています。
髪の造形はこれと言って優れたポイントはなく、全体的に成形色で作られた髪はやや厚ぼったい形状で、重ために感じられる形状です。
質感もあまり良いとは言えず、全体的に光の反射は強めでしょうか。
【身体】
・素肌の造形: 3/5
・素肌の塗装・質感: 3.5/5
・衣装の造形: 3.5/5
・衣装の塗装・質感: 3.5/5
・ビルドクオリティ: 3.5/5
・見所・魅力: 3/5
・総合評価: 3.5/5
クリーム色と茶色の部分から構成されるパーカーで、胸にはビールジョッキを持ったクマの模様がプリントされています。
パーカーの表面には全体的にふわふわとした形状を表現するための凹凸が設けられています。
質感はあまり良いとは言えず、特に胴体のクリーム色の部分を中心に光の反射が強めになっており、毛足が長めの布地の表現となっている造形とあまりマッチしていないように感じます。
衣装のシワの造形はそれなりに見られますが、厚手の生地のためか全体的に大きめな表現になっています。
首筋のほくろはプリントで表現されており再現できています。
肩の部分にピンク色の紐が見られるので、おそらく内側にはキャミソールのようなものを着ているのでしょうね。
脚は膝周りにやや凹凸が見られる程度で、それ以外の箇所はそれほど目立った特徴のない比較的シンプルな形状です。
太ももはどの角度から見てもそれほど太さの印象が変わることはなく、全体的に肉付きは良いような表現になっています。
ソックスの外側にはクマの顔の模様がプリントされていました。
左の太ももの外側には白っぽい傷のような跡が見られます。
下から覗いてみるとホットパンツを履いていることがわかるのですが、股に近い部分だけ青色で表現されていてそれ以外の部分はパーカーと同じようなクリーム色で表現されていました。
以前も他のフィギュアで似たようなことがあった気もしますが、敢えて一旦別の色で表現しているっぽいのは何故なのでしょうね。
【台座・付属品】
・台座の品質: 3/5
・付属品の品質: -/5
白い円盤です。
【総評】
・総合評価: 3/5
大きめの問題点が顔の周辺に集まっている印象のフィギュアでしょうか。
顔の中のバランスはまだ目を瞑れなくもないですか、首の長さが長めなのは一度気づいてしまうともう見て見ぬふりはできないですね。
