1/31リリース、セガ Luminastaシリーズ、FGOアーケード エレシュキガルをレビューします。
最後にFGOのフィギュアをレビューしたのが昨年の6月なので、やや久しぶりな感じがあるでしょうか。
私がレビューしていないだけでフィギュア自体はリリースされており、ティアマトやオベロンのフィギュアが出ていたようです。
特にオベロンの方はぬーどるストッパーにしては珍しく特殊な箱のサイズのフィギュアで、フリマサイト上でもそれなりに高値で取引されていたような記憶があります。
ただ私は自分の好みに合わない可能性が高いフィギュアはレビューしないようにしているので、レビューを見送ったわけですが、久しぶりのFGOのフィギュアはどのようなものになっているのか見ていこうと思います。
【全体】
・大きさ・存在感: 4/5
・カラーリング: 4/5
・再現度: -/5
・バランス: 4/5
総身霊衣『箱入り娘のお披露目服』で立ったポーズのフィギュアです。
大きさは23cm近くあり、最近のセガのプライズフィギュアとしてはかなり大きい部類に入るのではないかと思います。
【顔・髪】
・アイプリントの品質: 4/5
・顔の造形: 4/5
・顔の塗装・質感: 4/5
・髪の造形: 4/5
・髪の塗装・質感: 3.5/5
・ビルドクオリティ: 4/5
・見所・魅力: 4/5
アイプリントはやや縁取りの色味が薄めな作りとなっており、この点はもう少ししっかりと黒っぽい色で際立たせてもよかったのでは無いかと思います。
また、瞳の中のグラデーションの表現は容易に目視できるレベルの大きめのドットによる表現となっており、少し大味な感じもしますが、瞳の塗り分け自体は割合細かく行われているように感じます。
髪は全体的に無塗装成形色のようで、質感は悪いという程ではありませんが、あまり良いとも言えないでしょうか。
髪の造形は緩やかにウェーブを描くボリューム感のある髪のねじれやうねりを表現するような大きめの毛束の表現ではあるものの、全体的に毛先が丸まっているのが残念なところでしょうか。
後ろ髪と背中の間にはなぜか大きめの紙片が挟まっていました。
新作プライズは未開封品を入手しているので、これは製造時の中国の工場で挟み込まれたものと思われます。
【身体】
・素肌の造形: 4/5
・素肌の塗装・質感: 3.5/5
・衣装の造形: 4/5
・衣装の塗装・質感: 3.5/5
・ビルドクオリティ: 4/5
・見所・魅力: 4/5
赤いミニスカート丈のドレスに、白いストール姿の衣装です。
まず質感についてで言うとほぼ全体的に無塗装成形色で、ほぼ髪と同じような質感ですが、セガのフィギュアにしては珍しくテカりが抑えられているように感じます。
この点については肌も同じで、最近のセガのフィギュアに見られるような肌のテカリの強さはほぼこのフィギュアには見られません。
表現したいもの次第ではテカリの強い質感でもそれほど悪くはないのかもしれませんが、今作のように落ち着いた印象の衣装だとこういうマットな質感の方が絶対に良いはずなので、この部分がしっかりとしているのは好感触です。
衣装の造形は縦方向に布を絞るような形状のシワが中心で、布が捻れたり伸び縮みしたりするような表現はあまり見られません。
胸の前で手を重ねているポーズなので若干分かりづらくはありますが、胸のボリューム感はゲーム内の画面のものと比較するとかなり小さめに表現されているように見えます。
脚は膝周りがややはっきりとした造形となっている以外は特に大きな癖は無い作りになっています。
スカートはゲーム内のイラストや3Dモデルと比較するとややヒダが浅めでしょうか。
脚も上半身と同様、全体的に落ち着いた質感で纏められています。
タイツ姿なのでスカートの内側も同色で表現されていました。
下着の表現は割とはっきりとした造形で、足ぐりの際の部分の凹凸が割とはっきりとした形状で表現されています。
【台座・付属品】
・台座の品質: 4/5
・付属品の品質: -/5
えんじ色の円盤に黄色のプリントです。
【総評】
・総合評価: 4/5
サイズ感もありつつ、全体的に落ち着いた質感のフィギュアで、致命的な欠点はないように感じられました。
ただ全体的に無塗装な部分が多いので、プライズフィギュアとしては破綻なくまとまっているレベル、と捉えていただければと思います。
