1/18リリース、バンプレスト ぼっち・ざ・ろっく! 後藤ひとりをレビューします。
セガから遅れることおよそ10ヶ月、満を持してのバンプレストからのぼっちちゃんのフィギュアです。
私もこの間ようやくぼざろを見る時間が取れたのですが、普通に面白かったですね。
SNSの二次創作で見かけるような百合要素はあまり無くて、少々拍子抜けしましたが、ほぼずっとイカれているのに、ライブ中だけ格好良くなるぼっちちゃんのギャップの大きさが過去のきらら作品には無い感じだなぁと思いました。
あと、個人的にはきくりさんのキャラクターがすごく気に入ったので、是非メインの4人以外にもフィギュアの展開を広げて欲しいところですね。
【全体】
・大きさ・存在感: 3.5/5
・カラーリング: 4/5
・再現度: -/5
・バランス: 4/5
作中に登場するピンクのジャージ姿で体育座りをしたポーズです。
恐らく主題歌の「青春コンプレックス」のCDのジャケットの様子を再現したものでしょうか。
高さは11cm程度ですが、おそらく立ちポーズであれば20cm程度のスケール感にはなるものと思われ、過去のぼざろのフィギュアにはない、ずっしりとした重さを感じます。
【顔・髪】
・アイプリントの品質: 3/5
・顔の造形: 3.5/5
・顔の塗装・質感: 3/5
・髪の造形: 3/5
・髪の塗装・質感: 3/5
・ビルドクオリティ: 3.5/5
・見所・魅力: 3/5
アイプリントは青系のトーンでまとめられており、全体的にはっきりとした塗り分けになっています。
髪に隠れるから省略したのか、それともただ単に色が薄くて見えていないだけなのかは分かりませんが、眉が描かれていないように見えます。
頬のチークの表現は見られず、肌の質感もそれなりではありますが、テカリはそれほど見られない点がセガ製とは大きく異なるでしょうか。
前髪は全体的に毛束が平面的に分かれるような造形で、立体感は希薄です。
後頭部側は前髪と比較すると髪の凹凸がはっきりとした造形になっていますが、腰付近以外での毛束の分岐はほぼ見られず、必要以上にまとまりすぎてしまっているように感じます。
髪は全体的に無塗装成形色ですが、顔と同様テカリは抑えられており、引きで見る分にはそれほど質感は気にならないかもしれません。
【身体】
・素肌の造形: -/5
・素肌の塗装・質感: 3/5
・衣装の造形: 3.5/5
・衣装の塗装・質感: 3/5
・ビルドクオリティ: 3.5/5
・見所・魅力: 3.5/5
上下ともにピンクのジャージで、非常にシンプルな衣装です。
白いラインの部分以外はほぼ全て成形色ですが、こちらもそれほどテカリの強さなどは見られず、この点ではセガ製よりも優れていると言えます。
造形も上半身側は比較的良く、肘の部分で折れ曲がるシワや、お腹周りで布が余る部分の表現などがしっかりとジャージっぽい形状で表現されています。
白いラインの塗装も、はみ出しなどは少なく、普段よりも丁寧に塗られている感じはします。
上半身で惜しかったのは左肩の外に、斑状に削れたような跡が見られた点くらいでしょうか。
背中側の作りも気にはなりますが、ほぼ完全に髪の裏に隠れてしまっており、目視することはできません。
下半身側は全く別の人が造形したのではないかと思うレベルで造形のレベルが異なっており、ズボンの裾部分にわずかにシワの表現が見られる以外は、ほとんどシワ無く体に張り付くような造形で表現されています。
お尻部分は全体的に滑らかな造形で、ポーズによって生じる布の伸び縮みはほぼ感じられないような造形になっています。
座りの安定感については、お尻の下側が平面上になっているため、特に不安定になるようなこともなく座らせることが可能です。
クレジット表記は、そのお尻の下の平面部分にプリントされていました。
【台座・付属品】
・台座の品質: -/5
・付属品の品質: -/5
付属しません。
【総評】
・総合評価: 3.5/5
下半身のクオリティは今一つですが、上半身側の造形や大きさ・質感などはセガ製のものよりも良いように感じられました。
あとはセガの座りポーズの方のぼっちちゃんに比べるとアニメの顔に近い仕上がりなので、アニメに慣れている方にはこちらの方が自然に見えると思います。
