11/17リリース、セガ ちょこのせシリーズ、初音ミクxシナモロールをレビューします。
先日フリューのフィギュアでミクとラスカルのコラボフィギュアがありましたが、今度はサンリオのシナモロールとのコラボですね。
あまり訴求はされていませんが、箱を見るとしれっと『Art by しぐれうい』の表記があるので、おそらく元イラストを担当されたのはしぐれうい先生なのだと思われます。
となると、おそらくタイトーのCostumesシリーズ以来のしぐれうい先生のミクということになるので、個人的にはそこも結構注目しているポイントです。
早速どのようなフィギュアか見ていきましょう。
【全体】
・大きさ・存在感: 3/5
・カラーリング: 4/5
・再現度: -/5
・バランス: 4/5
通常のミクの衣装で、膝の上にシナモロールを乗せて座ったポーズです。
大きさは某メディアでは21cmと書かれていますが、実際のところは16cm弱といったところで、ちょこのせやぬーストでよく見かけるスケール感とそれほど違いはありません。
【顔・髪】
・アイプリントの品質: 4/5
・顔の造形: 3.5/5
・顔の塗装・質感: 3.5/5
・髪の造形: 3.5/5
・髪の塗装・質感: 4/5
・ビルドクオリティ: 3.5/5
・見所・魅力: 3.5/5
アイプリントはベースとなる緑色の他、紫色や黄色なども使われた非常にカラフルかつディティール感のある仕上がりです。
口を開けずに歯だけを見せて笑う表情はミクのフィギュアとしては珍しい気もしますが、少々口の造形が深めなので、少し口元に立体感が出すぎなような気もします。
口を開いているポーズであれば、当然奥行きがあるので造形は深めの方が良いのだと思いますが、歯だけであればそこまでの深みはなくても良いはずだと思います。
髪はツインテールをお団子状にしてまとめて、毛先をヤシの木のように広げたような独特の髪のまとめ方をしており、毛束の細かな表現は弱いように感じます。
ただ、これは膝の上に座ったシナモロールとの表現の整合を重視した結果だと思われるので、このフィギュアに表現の細かさを求めるのは、そもそもお門違いないような気もします。
髪は全体的に塗装されており質感は悪くないので、パッケージングとしてのバランスは良い部類なのではないかと思います。
【身体】
・素肌の造形: 3.5/5
・素肌の塗装・質感: 3.5/5
・衣装の造形: 3.5/5
・衣装の塗装・質感: 3.5/5
・ビルドクオリティ: 3.5/5
・見所・魅力: 3.5/5
まず何と言っても目を引くのが膝の上に座ったシナモロールで、普段は両側に垂れた耳をミクと同じような形になるようリボンでまとめています。
先日のフリューのラスカルの方はかなり顔の印象が変わってしまっていましたが、こちらはパッケージ写真とほぼ印象は変わらないですね。
シナモロールは全体的に塗装で仕上げられており質感も良いのですが、頭の後ろ側に少しだけ黒っぽい汚れが見られました。
一方でミクの衣装については成形色の部分が多く、テカリこそそれほど強くはないものの、背中部分には水玉状の凹凸が見られるなど、表面の質感は良いとまでは言えません。
造形もあまり以上のシワなどは見られず、割合シンプルな作りにはなっていますが、これも髪と同様で、デフォルメを強くした結果だと思われます。
正面方向からだとあまり衣装の様子は伺えませんが、横方向からであれば胸や脇などの様子は見られるような作りになっています。
脚も足首の部分が多少強調されていること以外はデフォルメの効いた癖の少ない造形で、ミクらしく全体的に細身な形状になっています。
座りの安定感も特に問題なく、多少浅めに座らせても飾れます。
スカートの内側を見ると、下着ではなくスパッツ状のものを履いたような表現になっていました。
シナモロールがいるので、比較的低い年齢層のお子様が触ることを考慮してのものでしょうか。
ただ箱には対象年齢15歳以上と書かれているので、もしかしたら権利関係での大人の事情なのかもしれませんね。
クレジット表記はお尻の下にモールドで表現されていました。
【台座・付属品】
・台座の品質: −/5
・付属品の品質: 4.5/5
付属品は特にありませんが、シナモロールの評価要素が入らなかったので、ここに点数をつけておきます。
【総評】
・総合評価: 4/5
口周りの造形が若干癖があることを除けば、大きく質感の悪いポイントもなく、よく纏められたフィギュアだと感じました。
冬にはもう一つシナモロールとのコラボフィギュアが出るようなので、そちらにも期待ですね。
