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【3/5】TVアニメ『ライザのアトリエ』 ちょこのせプレミアムフィギュア “クラウディア・バレンツ” (セガ)

2/16リリース、セガ ちょこのせシリーズ、ライザのアトリエ クラウディア・バレンツをレビューします。
大量にスケールフィギュアが出続けているライザと比較すると、クラウディアの方はスケールの方でも1作しかリリースされていないようです。
元々ライザのスケールフィギュアが大量に出るきっかけになったのはそのキャラクターデザインの秀逸さ…まぁより有り体に言えば太ももの太さが話題になったためですが、ゲーム自体もシリーズ通じて相当な売上本数になっているので、ライザ以外のキャラクターももっと出ていても良いような気はしますね。
ただ、スケールフィギュアだとライザとクラウディアを揃えようとすると3万以上は覚悟しなければならず、その辺りがネックになっている可能性は大いにあるので、安価に2人を揃えて飾れる、というのがこのシリーズの売りになりそうな気はしますが…
前回のライザの方の出来は一旦置いておいて、こちらの方はどのような出来になっているか、見ていきましょう。

【全体】
・大きさ・存在感: 2/5
・カラーリング: 3.5/5
・再現度: -/5
・バランス: 4/5


完全に普段の衣装とは別の部屋着だったライザに対して、こちらは通常服の装飾を取り払ったようなデザインの衣装です。
大きさはライザとほぼ同じ9cm弱で、通常のプライズフィギュアと比較するとかなり小さめのスケール感になっています。

【顔・髪】
・アイプリントの品質: 3.5/5
・顔の造形: 3/5
・顔の塗装・質感: 2.5/5
・髪の造形: 3/5
・髪の塗装・質感: 2.5/5
・ビルドクオリティ: 3.5/5
・見所・魅力: 3/5


アイプリントはライザよりも多少出来が良く、ドットを使ったグラデーションが瞳の中に見られるほか、縁取りのラインも多少メリハリがつけられているように感じます。
どことなく無邪気さを感じさせる表情がライザっぽいような気もしますが、顔のバランス自体は悪くないように感じます。

 


ただ顔のテカリについてはこちらも相変わらずで、もしかしたらライザよりも顔の部分のテカリは強いかも知れません。
パッケージに材質は書かれていませんが、触った感じそれほど硬い感じもしないので、普通にPVC樹脂だとは思うのですが…なぜここまでテカリが強くなってしまうのかは疑問ですね。


髪も肌と同様にテカリは強めで、こちらも質感はあまり良いとは言えません。
造形も全体的に凹凸が弱く、パッケージ写真のようなメリハリのある形状にはできていないですね。

【身体】
・素肌の造形: 3.5/5
・素肌の塗装・質感: 3/5
・衣装の造形: 3.5/5
・衣装の塗装・質感: 3/5
・ビルドクオリティ: 3.5/5
・見所・魅力: 3.5/5


こちらも全体的な傾向としてはライザと同じで、肩から腰にかけての大きさと比べて、そこから下のボリュームが極端に大きめの造形になっています。
肩から胸にかけての部分は、顔に比べるとテカリは弱めで、あまりはっきりとした凹凸はないものの、全体的に丸く柔らかなシルエットで表現されています。


衣装の造形はライザよりも作り込まれており、胸の部分が強調されるポーズも相まって、見どころ感も表現できているように感じられます。
ライザの方にはなかった衣装の細かな装飾も表現されており、ディティールもこちらの方が感じ取りやすいように思います。


ざっくりとメジャーで計っただけなので参考値になりますが、腰の一番狭い部分の幅が1.8cm程度なのに対して、腰の幅は4cmほどあるように見えました。
これは即ち脚が胴体よりも太い可能性があるということで、このフィギュアの下半身のボリュームの大きさを感じさせる一例と言えそうです。


その下半身ですが、やはり例に漏れず太ももは太めに表現されています。
ライザのフィギュアと比較すると、スカートによって腿からお尻にかけてのラインが隠されるので、多少感じ取りづらくはありますが…


横から見るとスカートにはスリットが入っているのが分かりますね。
普通の下着だとタイツ越しに下着が見えてしまいそうですが…


このフィギュアではスカートの内側は普通にタイツの表現のみでした。
クレジット表記はスカートの内側、お尻付近にモールドで刻印されていました。

【台座・付属品】
・台座の品質: -/5
・付属品の品質: -/5
付属しません。

【総評】
・総合評価: 3/5
ライザに比べると良い部分もありますが、サイズ感の小ささと顔と髪のテカリはほぼ違いが見られなかったので、同じ点数としておきます。
プライスだと割り切って入手するのも選択肢としては考えうるとは思いますが、他のプライズメーカーや低価格帯フィギュアシリーズのフィギュアが出てくるのを待つのも1つの選択肢かもしれません。