2/16リリース、フリュー ぬーどるストッパーシリーズ、ダンジョン飯 マルシルをレビューします。
2024年春アニメのフィギュアがリアルタイムに出てきましたね。
この作品は原作のマンガをある程度読んでいましたが、存在しない生物とそれを使った料理を食べるという中々面白い試みだなと思って読んでいました。
ただ、ファリンを生き返らせる前後からストーリーが重くなり始めて、やや作品の空気感が変わってきたので、その辺りで離脱してしまったような感じでしょうか。
当時はまだ連載中だったのでこの手の重ための話はまとめて読みたいという思いもあったので、機会があればどこかで改めて読みたい作品ですね。
【全体】
・大きさ・存在感: 2.5/5
・カラーリング: 4/5
・再現度: -/5
・バランス: 4/5
人食い植物のタルトを頬張る一幕を再現したフィギュアです。
高さはおよそ12.5cmで、他のぬーどるストッパーのフィギュアと並べてみると一回りか二回りぐらい小さいような印象です。
【顔・髪】
・アイプリントの品質: 3.5/5
・顔の造形: 3.5/5
・顔の塗装・質感: 3.5/5
・髪の造形: 4/5
・髪の塗装・質感: 4/5
・ビルドクオリティ: 3.5/5
・見所・魅力: 3.5/5
アイプリントはアニメ版に準拠した配色のシンプルな塗り分けで、特徴自体はよく捉えているように感じます。
顔のアウトラインの出方が通常とは異なる口に食べ物を含んだ表情ですが、マンガ的な口の凹凸を上手く立体化してある点は中々好感が持てます。
アニメ版で厭々このタルトを一口食べた後のこの表情は結構チークの表現が多めの印象でしたが、このフィギュアでは割とあっさりしていますね。
髪は全体的に塗装されており、多少表面の凹凸はあるものの質感は悪くないように感じられます。
特徴的な編み込みの髪型が造形で再現されており、後ろ髪は髪の凹凸がしっかりとシャープに表現されています。
左側頭部側にところどころ接着剤のはみ出しが見られたのが惜しいところでしょうか。
【身体】
・素肌の造形: 3.5/5
・素肌の塗装・質感: 3.5/5
・衣装の造形: 4/5
・衣装の塗装・質感: 4/5
・ビルドクオリティ: 4/5
・見所・魅力: 4/5
サイズ感こそ小さめのフィギュアではありますが、装飾は細かく、腰や袖口など紐で結んでいる部分の表現も造形と塗装で仕上げられている他、腰に付けているポーチや本、手に持っているスプーンの木目の模様もしっかりと表現されています。
腿にのせているタルトも作中に登場したものとほぼ同様の表現となっており、この部分の再現度についても良いと言えるのではないでしょうか。
質感については、多少衣装の青い部分の光の反射が強めな感じはしますが、影になる部分の色変化なども表現されており、悪いとまでは言えないレベルにはあるでしょうか。
今更気付いたのですが、この服の袖の部分中々特徴的な形状をしていますね。
袖の部分がなだらかに末広がりになる衣装は珍しくありませんが、肘から手首にかけてのほんの15cm弱だけ袖が広がっているのに何か意味があるのでしょうか…
下半身は裾の絞られたかぼちゃ風のズボンと、サンダルです。
下から眺めても膝のすぐ下くらいの位置から白いズボンが生えるような形状になっており、特に見どころは無いですね。
左膝の外側付近の衣装に若干黒っぽい部分が見えました。
おそらく塗装不良でしょうか。
座りの安定感ですが、膝からお尻にかけて平らな部分が広めに取られているので、安定感は十分にあります。
クレジット表記は右足のサンダルの裏側でした。
【台座・付属品】
・台座の品質: -/5
・付属品の品質: -/5
付属しません。
【総評】
・総合評価: 4/5
サイズ感こそ小さめではありますが、質感に関してはほぼ問題がないレベルで、衣装も細かい部分まで作りこまれているように感じられるフィギュアでした。
流行りのアニメのフィギュアは粗製濫造される傾向が強いですが、これくらいのクオリティであればある程度納得感を持って入手することができると言えるのではないでしょうか。
