8/25リリース、セガ Luminastaシリーズ、着せ恋 喜多川海夢 初めての採寸ver.をレビューします。
このシーンに登場したフィギュアの多くは、関東地方のゲームセンターで比較的取れやすいことで有名なベネクスまで足を伸ばして獲得したのですが、このフィギュアはめちゃくちゃ沼りましたね。
橋幅は狭く、重心の関係上止め掛けも効かないなど、想定外の事態が多数発生した結果、かなり高額なフィギュアになってしまいました。
果たしてそれだけのクオリティになっているのか、見ていこうと思います。
【全身】
ビキニ姿でホットパンツを脱ぐ姿で、アニメの印象的な場面をそのまま立体化したイメージでしょうか。
高さは台座含めて18cmちょっとといったところで、特に大きくも小さくもないサイズ感です。
【顔・髪】
円形に近い黒目が特徴的なアイプリントで、輪状に塗り分けがされたシンプルな構成です。
口は縁取りは中心部分とは別の色で塗装されていますが、色味が近いため残念ながらメリハリ感は薄めです。
髪は毛先にかけてピンク色に変化するグラデーションが再現されています。
髪の造形自体は毛束が細かく表現されており、毛先のシャープさも悪くはないのですが、表面に細かな凹凸が見られ、質感はやや今一つでしょうか。
細かなところではあるのですが、髪のパーツ分けが少し不思議な感じになっており、左右両方とも一束の毛束だけ別のパーツで表現しています。
顔の右側の毛は比較的浮いているので意味がありそうな感じはしますが、左側の毛はほぼ他の毛束に埋もれているので、あまり見た目的な効果はなさそうですね。
【上半身】
花柄の入ったビキニです。
非常にメリハリのあるボディラインで、お腹周りの造形も見どころになっています。
ただ胸周りには悪いポイントも多数あり、特に目立つのが左胸のパーツが浮いて肌パーツのと間に不自然な隙間が空いてしまっている点や、紐を嵌めるための溝がやや深めで、不自然に凹んでしまっている点が目立ちます。
また水着のパーツは、若干ささくれ立ちが目立つ点や、鼻からのプリントが一部剥がれてしまっている場所がある点がネガティブな要素です。
胸の下側をきれいに見せるために、胸と胴体でパーツ分けがされていますが、パーツを接合するための接着剤がかなり広範に渡って垂れてしまっています。
また胸ではありませんが、左肘の内側のパーティングラインが若干目立ち気味でしょうか。
【下半身】
脚は膝から下はほっそりとした印象ですが、腿はボリューム感があります。
意外と手が込んでいるのがホットパンツで、全体的に塗装が施されている上、ベルトも別パーツとして作り込まれています。
実際に分解したわけではありませんが、見た限りではホットパンツの上と下でパーツ分割がされているようなので、これだけを外すのは難しそうです。
後ろからだとお尻の下半分はホットパンツに隠れてしまうので、あまり様子を伺うことができませんね。
【総評】評点 3/5
ごじょー君の家の畳を模した台座です。
コンセプトや造形自体は良いのですが、いかんせん組立品質が追いついていませんね。
これなら前作の方が出来が良いと言えるのではないでしょうか。
