個人的フィギュアレビュー Co-fig

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【4/5】初音ミク フィギュア Costumes ルームウェア ver. (タイトー)

6/10リリース、タイトー Costumesシリーズ、初音ミク ルームウェアver.をレビューします。
2020年11月のフィギュアの再販のようです。
タイトートイズのTwitterによると、このCostumesシリーズに近いコンセプトのFashionシリーズというのが夏頃に出るようです。
ということは、このタイミングでCostumesシリーズを再販したのもこのシリーズに繋ぐためのものだったと考えるのが自然でしょうか。

【全身】


短めのキャミソールとふわふわとしたパーカーとショートパンツ、ソックスという姿です。
元イラストを担当されたのは、現在ではVtuberとしても活動されているしぐれうい先生です。

口の形がイラスト的で立体化が難しそうな顔ですが、上手く落とし込んでいるように感じられます。

【顔・髪】


瞳は上から青から赤っぽい色へとカラフルな色変化があり、イラストを良く再現しているように感じられます。
口は単色塗装ですが、照明が上から当たることにより、自然な色変化が見られる造形になっています。

 


一方で前髪の造形はややシンプルでざっくりとした毛束の表現です。
今ならもう少しボリューム感を持たせて、しっかりと影が見えるような造形になりそうなところではあります。


ツインテールの造形も今と比べるとやや平面的な箇所が多いように見受けられます。
また後頭部はヘアバンドと頭側のパーツのギャップがやや大きめになってしまっています。

【上半身】


ルームウェアのパーカーは成型色部分と塗装の部分があります。
このふわふわとした造形、塗装とあまり相性が良くないのかやや塗り残しやはみ出してなどが目立つでしょうか。


一方で体の方は出来がよく、普通に鑑賞していても立体感のあるお腹の造形を楽しむことが出来ます。


また実はこのフィギュアを下から眺めると胸の下部や谷間なども見ることが出来、非常にこだわりの感じられる造形であることが分かるようになっています。
ただ、ほぼ真下から眺めないと見えないので、ショーケースの中でこれを堪能することは難しそうです。


背中側は首の下に一部接着剤が飛んだような跡が見られました。

【下半身】


脚は今と比べるとリアリティのある造形ですが、癖はあまりなく、自然な造形です。


ホットパンツは白い成型色のパーツですが、パーカーやソックスのピンクの成型色と比較するとややテカりが強めです。


お尻のボリューム感は小さめです。

【台座】


ピンクの円盤に白いプリントです。

【総評】評点 4/5
髪が簡素であったりパーカーの塗装が微妙であったりなどはありますが、顔の良さや体の造形の良さは見どころです。
新しいFashionシリーズでもこれくらい見どころのある体の造形だと嬉しいですね。