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【4/5】初音ミクシリーズ Luminasta “初音ミク” ~ライブ応援~ (セガ)

6/30リリース、セガ Luminastaシリーズ、初音ミク ライブ応援ver.をレビューします。
この間レビューしたライブステージver.と対になるように、今度は観客側としてライブを楽しむようなフィギュアのようです。
セガプラザの公式もそういったニュアンスで情報発信をしていますが、これからご覧いただく通りキャラクターデザインの方向性は全く違うと言っても過言ではありません。
多少絵柄が違うぐらいならそれほど気にはなりませんが、なぜここまで方向性の違うものを組み合わせようと思ったのか、ちょっと意図を図りかねますね。

【全身】


Tシャツとホットパンツ姿で、ペンライトを振った姿です。
イラストを担当されたのは4先生のようです。

いくらかディティールは異なりますが、全体的な雰囲気は概ね維持したまま立体化されているように感じます。
高さは20cm強といったところで、標準的なサイズ感です。

【顔・髪】


元イラストでは瞳とまぶたが完全に離れて少し下方向を向くような目になっていましたが、フィギュアでは接するような形になっています。
プリント自体は細かく、まぶたの中にも色変化が見られるなど、アイプリントのクオリティ自体は悪くないのではないでしょうか。

 


パッケージ写真からは判別がしづらかったですが、口の中央部の塗色よりも縁の部分の色味の方が明るく、やや不自然な感じがします。
髪はもみ上げやツインテールの毛先がクリアかつ根本部分が塗装されている、タイトーでよく使われてい塗装方法で仕上げられています。


問題点としては、後頭部のパーツだけ成型色と思われるパーツが使われており、他の部分と若干色味が異なります。
また全体的に毛先が丸く、シャープさが欠如している点も今ひとつですね。

【上半身】


白とピンクのシャツの裾をお腹の部分で結んだ衣装になっています。
先日のライブステージver.と共通する点としてはピンク色が使われているところは同じですが、胸に書かれているLOVEの文字は見られなかったので、おそらく特に関係性はないものと思われます。


造形はしっかりとしていて、鎖骨の周辺やお腹周りなどは細かな形状変化を楽しむことができます。
特におへそとその周りの筋肉の凹凸は、原型を担当された方のこだわりを感じます。


難点としては成型色部分が多いので、質感の悪い部分が目立ちやすい点でしょうか。
特にシャツと左手の親指付近は、フィギュアを正面から見た時に強く光が反射するため、プライズ感を強める一因になってしまっています。

【下半身】


脚はミクにしては肉付きがよく、太ももが太めに表現されています。
細かな凹凸や曲線の変化は少なめで、デフォルメは強めですね。


ホットパンツには、バーコード状のタグのようなものがついていました。
このフィギュアのレビューとは直接関係はありませんが、最近なんだかホットパンツのフィギュアが多いような気がします。


腰自体は大きめですが、お尻はそれほどボリューム感はありません。

【台座】


白い円盤に黄緑色のプリントです。

【総評】評点 4/5
口の塗装と一部パーツの質感を除けばそれなりに納得できる出来だと感じます。
おそらくライブステージver.とは別の企画で進行していたものを、販促上の都合でペアにしたのかも知れませんね。