あけましておめでとうございます。
年末年始特集、元日の今日はユニオンクリエイティブ、rurudoイラスト『天使警察』をレビューします。
このフィギュアを年始のレビュー対象としたのには理由があります。
先日X(Twitter)のポストで以下のポストを見つけました。
【#初音ミク】
— 【フリュー公式】プライズ開発部 (@FURYU_figure) 2023年11月10日
彩色原型 初公開!
rurudo氏の描き下ろしイラストを立体化✨
指ハートがとってもキュートなミクが登場🌟
💖BiCute Bunnies Figure―rurudo ver.―
\詳しくは開発ブログをチェック!/https://t.co/0FiKbftIbf#BiCute pic.twitter.com/YWnLSJWam2
rurudo先生のイラストはずっと好きで、フィギュアもいくつか買っているのですが、ちょっとアレなフィギュアなので、ブログでレビューするのは難しいかなと思って取り上げていませんでした。
ただ今回プライズが出るので、その前に是非一度rurudo先生のフィギュアをレビューしておきたいと思ったため、ユニオンクリエイティブから出ている全年齢版の天使警察エルちゃんをレビューしてみようと思った次第です。
ユニオンクリエイティブのフィギュアはインターネット上の評価を見ていても割と賛否両論あるようなので、そういったところにも注目してみていきたいと思います。
【全体】
rurudo先生の以下リンク先のイラストをほぼそのまま立体化したフィギュアです。
高さはちょうど24cmで、帽子を取り外すともう少し小さくなるでしょうか。
【顔・髪】
このフィギュアの元となったイラストは比較的初期の作品で、顔の感じも今の作品とは少し違う部分があるのですが、こちらのフィギュアはどちらかというと最近のイラストに近しいようなアイプリントのデザインになっています。
口のラインも含め、若干縁取りの線は太めのように感じますが、全体的に色味がまつ毛の内側部分や瞳の下側部分の境界をはっきり見せるために、あえてこういう作りになっているのかなと感じました。
頭にかぶっている帽子は取り外しが可能で、マグネットによりある程度動かしただけでは落ちないようになっています。
この辺りは普段のプライズフィギュアとは格段に作りの良さが違いますね。
髪は全体的に塗装されており、ツインテールの毛先にかけては青っぽい色に色味が変化するようなグラデーションが施されています。
少しだけ不満なポイントがあるとすれば、全体的に髪の毛先が丸まり気味な点くらいでしょうか。
帽子もしっかりと塗装されており、中央のオーナメントもしっかりと立体的な形状と塗装で仕上げられています。
顔を後ろ側から見るとちょうど顎の後ろ付近でパーツ分割されているのですが、なぜかこの部分も赤っぽい色で塗装されているようでした。
【身体】
rurudo先生の描くキャラクターは皆細身であるため、細かな身体の凹凸がどの程度表現されているかがポイントになると思うのですが…さすがにフルプライスのスケールフィギュアなだけあってその辺りの造形の作り込みは良いですね。
胸の下から下腹部にかけての造形はどの角度から見ても魅力的です。
プライズフィギュアでは肌は塗装されないことの方が多いですが、このフィギュアではベースとなる肌色に加えて、色味が強めの肌色が影となる部分に塗装されています。
全体的に影の塗装箇所が多めで、全体的に引きで見ると若干胴体の部分の色味が濃く見えるような感じがするのは気にならないわけではありません。
後は所々接着剤がはみ出して光が強く反射する部分があるのが気になるくらいでしょうか。
去年のミクではほぼ接着剤のはみ出しが気になるところはなかったので、この辺りはメーカー間の製造品質の違いかもしれません。
脚は腿のボリューム感が大きめの造形です。
ソックスによって締め付けられた部分と、その上下の曲線の変化が美しい仕上がりです。
スカートは丈が短めなので、普通に鑑賞していても下着は見えるような作りになっています。
イラストでは履いているか履いていないかきわどい感じの表現になっていましたが、こちらのフィギュアでは白いローライズ気味の下着を着用しています。
足と台座の接続部分は金属パーツで作られていました。
強度的に問題はないのだと思うのですが、時間が経つと少し浮いてくるのと、軸がやや短めなのが少し心配なポイントでしょうか。
【台座・付属品】
シンプルな黒い円盤です。
【総評】
所々製造品質が気になる部分はありますが、造形や塗装の仕上がりに大きな問題はなく、価格を考えても十分満足できるフィギュアだと思いました。
最近フィギュア製造の本場の中国で美少女フィギュアに対しての規制が入ったみたいな話もありますが、2024年もできるだけたくさんの良いフィギュアと出会いたいなと思っています。
レビューとしてお届けできるフィギュアは今まで通り記事にしてお届けしていこうと思うので、是非今年も当ブログをご愛読いただけますと幸いです。