1/19リリース、フリュー BiCute Bunnies Figureシリーズ、リゼロ ラム エアリーコスチュームver.をレビューします。
昨年のプライズフィギュア・オブ・ザ・イヤーでも書きましたが、昨年は本当に多くのバニーのフィギュアがリリースされました。
この流れは2024年も続いており、この週末も五月とラムのフィギュアがリリースされました。
このバニーフィギュアラッシュが果たしていつまで続くのかは分かりませんが、ラムからリリースされたということは、レムがあることはほぼ確定なので、少なくともしばらくはこの流れが続きそうですね。
【全体】
・大きさ・存在感: 4.5/5
・カラーリング: 4/5
・再現度: -/5
・バランス: 4.5/5
タイトルでは「エアリーコスチューム」とありますが、パッと見た感じではランジェリーっぽいような雰囲気の衣装です。
大きさはほぼぴったり30cm程度で、このBiCute Bunniesシリーズとしては標準的な大きさと言えるでしょうか。
【顔・髪】
・アイプリントの品質: 4/5
・顔の造形: 4/5
・顔の塗装・質感: 4/5
・髪の造形: 4.5/5
・髪の塗装・質感: 4/5
・ビルドクオリティ: 4/5
・見所・魅力: 4/5
アイプリントはドットによるグラデーションで柔らかな色の変化が表現されている部分と差し色などでアクセントがはっきりしている部分が織り交ぜられたデザインです。
ラムとしてはかなり上瞼のアーチの弧が丸く、目尻も若干低めの位置に設定されているので、ラムにしてはかなり柔和な雰囲気の顔つきでしょうか。
髪は全体的に塗装されており、質感は良好なように感じられます。
造形もよく、前髪の分け目が立体的に表現されている他、後頭部の髪の毛先も細かく立体的に折り重なるような形状になっています。
バニーの耳は光沢感のあるものが使用されており、このフィギュアで唯一クリアな質感で仕上げられています。
惜しいポイントとしては顔と髪に両方とも初期汚れが見られたことと、右耳の下ぐらいに接着剤が垂れた跡が見られた点ぐらいでしょうか。
【身体】
・素肌の造形: 4.5/5
・素肌の塗装・質感: 4/5
・衣装の造形: 4/5
・衣装の塗装・質感: 4/5
・ビルドクオリティ: 4/5
・見所・魅力: 4/5
先述の通りランジェリーっぽいデザインの衣装で、このシリーズとしては恐らく初の上下セパレートタイプの衣装ということになりそうです。
カラーリングは黒・黄・赤という配色で、どことなく某アニメの爆裂魔法使いを思い出させる配色です。
上下セパレートタイプの衣装はお腹の部分が露出するデザインとなっており、黒っぽいクリアパーツで表現された薄布の隙間からおへそがちらりと覗くようなデザインとなっています。
このお腹の部分のクリアパーツが風か何かで広がるような様子からエアリーコスチューム、というタイトル名になったのでしょうか…
胸の部分のパーツは黒い部分が成形色になっているのですが、表面の質感はあまり良くはなくプライズなりな印象です。
また背中の左肩甲骨の下付近には接着剤が飛んだ後のようなものも見られました。
セパレートタイプの衣装の下側も上半身の胸の部分と同様で、質感はあまり良いとは言えません。
装飾のための塗装が多くなる分、質感にコストをかけられなくなってしまったのかもしれませんが、せめてこの黒い部分だけでもクリアが吹かれていればまた印象が違ったかもしれません。
脚はデフォルメが強めではありますが、しっかりと柔らかな曲線の変化が感じられる造形です。
これまでの標準的なこのシリーズのフィギュアと同様、比較的目の細かいタイツを履いており、質感もこの部分については良いように感じます。
お尻側の食い込みはかなりしっかりと表現されている造形で、脚以外にもこの部分も見どころと言えそうです。
タイツの合わせ目は全体的に細めで、比較的丁寧に作られているように感じます。
【台座・付属品】
・台座の品質: 4/5
・付属品の品質: -/5
シリーズ共通デザインの台座ですが、これまでの少しざらっとした感じの表面のものではなく、スムーズで光を反射するようなものに置き換えられていました。
【総評】
・総合評価: 4.5/5
頭部や脚の部分の出来は良いのですが、胴体部分の質感にプライズ感の強い部分があるのが残念なところでしょうか。
なぜこのようなカラーリングなのかは、2月リリース予定のレムの方を見るとわかるようなので、そちらのフィギュアのリリースを待ちましょう。
