先月のラムに続いてのバニーのフィギュアです。
実は2月はもう一つチェーンソーマンのマキマのフィギュアもレビューするつもりだったのですが…
あまり良く知っている作品ではなかったのにも関わらず、ややフリマサイトの相場が高めで手を出すのが憚られたのが大きいでしょうか。
あとはこのBiCute Bunniesシリーズは全てコレクションするつもりでいたのですが、次に出るパワーのフィギュアがかなり大きめのサイズ感で、既にフィギュアでギュウギュウ詰めの我が家には置ける気がしないので、フルコンプリートするのを諦めたというのもあるでしょうか。
【全体】
・大きさ・存在感: 4.5/5
・カラーリング: 4/5
・再現度: -/5
・バランス: 4/5
ラムは黒と黄色をベースにしたバニー衣装でしたが、レムは白と水色をベースにした衣装となっており、対になるようなカラーリングになっています。
大きさは30cmには僅かに届かないぐらいのサイズ感で、ラムとはほぼ同じサイズですね。
【顔・髪】
・アイプリントの品質: 4.5/5
・顔の造形: 4.5/5
・顔の塗装・質感: 3.5/5
・髪の造形: 4/5
・髪の塗装・質感: 3.5/5
・ビルドクオリティ: 4/5
・見所・魅力: 4/5
アイプリントがラムの方よりも配色のバランスが良く、青系のトーン4色と紫色のハイライトで表現されています。
口の中はラムよりも濃いめの色で塗装されており、造形のクオリティもこちらの方が良いのですが、縁取りの塗装のはみ出しが多めなのが気になります。
頭部全体のバランスは多少縦長気味ではあるのですが、ふわっと広がったような形状の髪とよくマッチしているように感じられます。
肌の質感はラムに比べると若干こちらの方が悪く、表面の変曲点付近にところどころテカりが見られるのが少々残念なところでしょうか。
髪の造形は先述の通り広がりのある動きと、丁寧に作りこまれた1つ1つの毛束の表現が見られ、この点はラムよりも優れています。
ただ、髪の質感はラムよりも若干テカリが強めな仕上がりとなっており、特に前髪側は成形色のようになっているように見えます。
【身体】
・素肌の造形: 4.5/5
・素肌の塗装・質感: 4/5
・衣装の造形: 4.5/5
・衣装の塗装・質感: 4/5
・ビルドクオリティ: 4/5
・見所・魅力: 4.5/5
基本的なデザインはラムと同じですが、カラーリング用小さめのリボンの位置など細かな部分には違いが見られます。
これ以外の細かな違いは一旦置いておいて、造形の見どころなるポイントを画像で見ていきましょう。
まず目を引くのがボリューム感のある胸の表現で、上から見ても谷間は表現されていないものの、胸のすぐ下の青い紐状の部分に乗るような表現など、存在感はたっぷりに表現されています。
また鳩尾から下腹部にかけての造形も良く、筋肉によるなだらかながらも存在感のある凹凸とお臍の形状が個人的には気に入ったポイントです。
クリアパーツ部分もラムと比べるとやや肌の色を透過しやすく、お腹周りのシルエットが透けて見えるのもラムより優れている点と言えそうです。
一方で上半身側で気になったポイントとしては、右腕から右手にかけての肌の質感が悪目なことと、背中側の肌パーツとバニースーツの合わせ目に、大きめの段差が見られたことでしょうか。
タイツの色も姉妹で別の色になっており、レムの方は黒色のものを着用しています。
脚の造形については、肉付きはラムとほぼ同じでしたが、膝周りの凹凸のつき方は若干レムの方がはっきりしているように感じます。
バニースーツの下側の方のパーツは、ラムの方は表面の質感があまりよくありませんでしたが、レムの方は成形色ながらもそれほど悪い感じはしない仕上がりです。
あとこうして色の違うタイツを並べてみるとわかるのですが、黒いタイツの方が若干布地が硬く、毛羽立ちづらいような作りになっていますね。
手触りという意味では白いタイツの方が良いのですが、あまり頻繁に触るものでは無いので、強度があったほうが良いという意見もあるような気もしますが…
タイツの生地を触ったときに、白い方は本当に人間が着用するもののような肌触りなので、フィギュアを持ったときにちょっとドキッとするような白いタイツの感触が個人的には好みでしょうか。
【台座・付属品】
・台座の品質: 4/5
・付属品の品質: -/5
ラムと同様、若干表面の光沢感が増したシリーズ共通の台座です。
【総評】
・総合評価: 4.5/5
ラムに比べると目立つ問題は少なく、多少質感の悪い部分があるものの、魅力的な造形が売りのフィギュアだと感じました。
3月もBiCute Bunniesシリーズはリリースがあるようなので、まだまだバニーの流れは止まりそうに無いですね。
