8/24リリース、フリュー ぬーどるストッパーシリーズ、リゼロ ラム 犬耳ポリスver.をレビューします。
7月に登場したレムの方は非常に良い出来でしたね。
レムとラムでクオリティが全く異なるということは、過去の例からもよくあることではあるので、レムの方の出来が良いと続くラムを開けるときには独特の緊張感があります。
少なくとも宣材画像からは、多少なりともデザインが違いそうだということがわかっているので、その辺りの違いがどのように反映されているか見ていこうと思います。
【全身】
レムと同じくミニスカポリスではあるのですが、個々別の要素はかなりレムとは異なっています。
大きさはほぼレムと同じで、サイズ感で違和感が出ることはなさそうです。
【顔・髪】
比較的穏やかな表情だったレムに対し、ラムは若干強気な感じの表情で、顔のクオリティは良好です。
顔と手の表情が異なることで、なんとなくこちらの方はハリウッド映画の陽気な保安官っぽいような雰囲気ですね。
レムはふわふわとした耳の洋犬っぽいイメージでしたが、こちらは柴犬のような耳で和犬っぽいイメージになっています。
髪は全体的に塗装されており、先端にかけて白っぽくグラデーションが施されるなど、質感の面からも申し分ありません。
髪の造形もよく、ひとつひとつの毛束がはっきりとした造形になっています。
制帽のデザインは共通ですね。
【上半身】
全体的なカラーリングはレムと共通ですが、袖の長さやネクタイの色、胸ポケットのデザイン、手袋や手首の飾りの有無など、相違点は数多く見られます。
レムラムで共通にしても誰も文句は言わないとは思うのですが、こういう細かい作り分けをしてくれるのがフリューの良いところですね。
全体的な質感や塗装のクオリティなどもレムとほぼ同じですが、若干こちらの方が白い帯が太めに表現されている傾向にありそうです。
ここからは惜しいポイント3連続で、まず一つ目が右肘に黒い汚れが見られた点です。
2つ目と3つ目は、手錠を持っている左手のパーツがやや テカリが強めな点と、首のパーツが若干浮いているように見える点です。
この2点は位置的にも結構目立つので、気になりだすと目立って見えるようになってしまいます。
【下半身】
下半身側もデザインが異なる点は多く、タイトスカートがプリーツスカートに置き換わっていたり、ロングブーツがタイツとハイヒールに置き換わっていたりなどが見られます。
一番心配していたのがこのタイツなのですが、塗装で仕上げられており、質感の面でも特に問題はありませんでした。
脚の造形には、レム同様こだわりが見られ、細身でありながらも自然な曲線です。
おそらくレムと原形を担当された方は同じなんでしょうね。
犬の尻尾は根元から先端にかけて色が薄くなるようなグラデーションになっています。
クレジット表記は左ハイヒールの裏側でした。
【台座】
付属しません。
【総評】評点 4.5/5
若干目立つ欠点もありますが、総じてレムとバランスの取れたクオリティのフィギュアだと感じました。
レムの方は比較的にゲームセンターにも在庫として残っていたようなので、入手しやすいクオリティの高いフィギュアと言えるかもしれませんね。
