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【4.5/5】青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない Corefulフィギュア 梓川かえで (タイトー)

8/19リリース、タイトー Corefulシリーズ、青春ブタ野郎シリーズ 梓川かえでをレビューします。
6月の映画でフォーカスされた主人公 咲太の妹です。
ある程度人気と実績のある作品のシリーズですが、それでも6月映画公開で8月にはこうしてフィギュアが出ているのはかなり早い方と言えそうですね。
最近のタイトーは流行しそうな作品を当て込んでいく流れと、少し前の流行ったアニメ作品をトレースしていく流れの2つがありますね。

【全身】


パンダを象ったパーカーの付いたパジャマ姿ではしゃぐ姿です。
高さは19cm台後半で、最近のCorefulシリーズとしてはやや大きめな印象です。

【顔・髪】


非常に明るい表情で、アイプリントもくっきりとしたコントラストでプリントされています。
口は内部と縁取り、前歯がそれぞれ塗装されており単調さは感じませんが、もう少し口の中の凹凸がはっきりしていた方が良かったかもしれません。

 


髪は全体的に塗装されており、毛先のみ僅かに透ける仕様になっていますが、塗装が厚く、もみ上げと頭の後ろから顔の左側に回した髪の毛先がわずかに薄く見える程度です。
パーカーをかぶっている都合、髪が見える角度は限定されてしまいますが、見えづらい後頭部の毛の造形もしっかりとしており、もみあげの動きなども良好なのではないでしょうか。


後ろからだとほぼパジャマしか見えません。
ただ造形は良いので、単調な感じはありません。

【上半身】


パジャマは全身を覆うようなタイプで、手足と顔以外は基本的に露出しない形状になっています。
アニメの設定に準拠した衣装なのは理解していますが…それでもこれはちょっと我々レビュアー泣かせの衣装ですね。


それぞれの要素に目を向けていくと、まず塗装は基本的に施されておらず、大半の部分は成形色になっています。
塗装されているのはインナーのピンクの色と、体の正面についた5つのボタンのみですが、ボタンの塗装は光沢感があり質感にも配慮されています。


袖口からは肘の少し手前くらいまで見えるようになっています。
左腕のパーツと身体本体のパーツの間に若干黄色っぽい汚れが見られました。

【下半身】


脚は全体的に細身な印象です。
左脚側は身体と一体のパーツになっていますが、右脚側は別パーツになっています。


造形は上半身含め非常によく、布が体に乗ってボディラインの出る箇所や布の弛む箇所、ポーズによって布が伸びる箇所など自然でありながらも魅力的な造形に仕上がっています。
また表面にはシボ加工が施されていますが、凹凸はあまり深くなく、うるさい感じはありませんね。


ピンクの靴下は塗装です。

【台座】


オレンジ色のクリアな台座に、白いプリントです。

【総評】評点 4.5/5
比較的シンプルなフィギュアではありますが、造形はよく、大きめで存在感も十分なフィギュアです。
個人的には表面のシボ加工はあまり好みではなかったのですが、これぐらいの凹凸表現なら全然ありですね。