今日はタイトー Corefulシリーズ、オーバーロード アルベド ニットワンピースver.をレビューします。
カラーリングを変えたリニューアル版が先日(8/9)リリースされましたが、こちらは当初販売された オリジナルバージョンになります。
いずれレビューしようと思ってずっと置いておいていたのですが、最近は新作フィギュアが不足することもなく、ストックのフィギュアをレビューする機会がなかったので、レビューしておこうと思います。
【全身】
白いニットワンピースと、同じく白いタイツを履いたフィギュアです(リニューアル版は青いワンピースに白いタイツです)。
高さは約21cmで、Corefulシリーズとしては少々大きめのサイズ感です。
【顔・髪】
鋭くも恍惚としたような表情は現在のCorefulシリーズと遜色ありませんが、口のラインのプリントが造形とあっておらず、顔の左上方向にズレてプリントされてしまっています。
タイトーは塗装でやらかすことはそれほど珍しくありませんが、プリントでここまでやらかしているのは少し珍しいような気もします。
髪は先端がクリアになるタイプで、前髪は耳の高さくらいから、後ろ髪は腰ぐらいの高さから透け始めています。
動きこそ少なめではありますが、シャープな毛先の造形で、綺麗な髪の表現だと感じます。
ただ後ろ方向から見ると、所々水玉状の跡が見られます。
またパーティングライン以外にも所々にシワや傷跡のようなものも見られ、若干うるさい感じの見た目になってしまっていますね。
【上半身】
白いニットワンピースの表面は、モールドで編み込みの模様が表現されており、無塗装であることを感じさせません。
造形もよく、身体によくフィットしたサイズ感の衣装であることが分かる造形になっています。
ワンピースに会いた胸元の五角形の穴からは、胸元が覗き見えるような仕様になっています。
若干右胸下側の角と胸パーツのギャップが大きく、隙間が空いてしまっている点が惜しまれます。
背中側はほぼ髪の裏側に隠れてしまっています。
肌の質感は悪くはないのですが、左肘付近のパーティングラインが若干目立つ位置にあるでしょうか。
【下半身】
脚は右膝がやや特徴的な形状をしており、特に横方向から見ると突出した形状であることが分かります。
腿は後ろ側の方がボリューム感が大きく、お尻にかけて 徐々にボリュームが増えるような造形になっています。
脚パーツは無塗装ですが、全体的にマットな風合いで質感は悪くはありません。
ニットワンピースの丈は短めではありますが、多少覗き込むようにしないと内側は見えません。
下着のラインより上を伺うことはほぼ無理ですね。
【台座】
紫色の円盤に黄色のプリントです。
【総評】評点 4/5
口のプリントのズレと髪の表面の汚れやシワなどが目立つフィギュアだったでしょうか。
いずれも製造上の問題なので、もしかしたら再販バージョンでは修正されているかもしれません。