8/30リリース、タイトー Corefulシリーズ、四月は君の嘘 宮園かをり 制服ver.をレビューします。
このレビューを書いているのは9月の頭なのですが、9月のタイトープライズの中に完全新作がなく、リニューアル再販のみだったため、これが2023年度上期最後の、Corefulシリーズの完全新作ということになるかも知れません。
会社なので当然、期ごとの売り上げの目標などはあるのだと思いますが、上期で十分な売り上げが得られたらそれを翌期に回したりなどの事情でもあるのでしょうか。
その辺は我々ユーザーからするとよくわかりませんが、タイトーが減った分フリューが新作を出していたりするので、まあ業界内でも色々あるんでしょうね。
【全身】
ブレザーの制服姿で立ったポーズです。
高さは18.5cm程度で、最近のプライズフィギュアとしては特に大きくも小さくもない標準的なサイズ感です。
【顔・髪】
アニメの画像を見た限りでは若干少年漫画チックな顔の表現が多かったですが、それをそのまま立体化するのではなく、上手く美少女フィギュアとして落とし込んであるアイプリントです。
口の塗装や造形もよく、赤い縁取りの奥に白い歯とピンクの舌が見えるようになっています。
髪は後ろから右肩方向に回り込むような造形になっていて、正面方向からでもボリューム感のある髪を見ることができます。
髪の色はアニメよりもかなり彩度が高めの明るい黄色で塗装されており、毛先にかけてクリアになる処理が施されています。
ただ後頭部の髪が回り込んでいる都合からか、一部根本付近でも塗装が薄い部分が見られます。
また耳が出ないような髪型であることと髪色が明るいことも相まって、比較的パーツ分割線も目立つでしょうか。
【上半身】
制服は青いシャツの上にライトグレーのブレザーで、緩く棒ネクタイを締めています。
ブレザーは無塗装のようですが、シャツは全体的に塗装されているようです。
ブレザーを横方向から見ると、比較的薄めのプラスチックで成形されており、フィギュアの衣装にありがちな衣装の厚ぼったさを感じさせない工夫がされています。
ブレザーのボタンや校章なども省略されることなく再現されており、ディテール感が追求されていることは好ましいと言えますね。
ブレザー表面の質感は無塗装部分はそれなりにテカリが見られますが、元々の色が明るいグレーなので、あまり目立ってはいないように感じられます。
ネクタイも特徴的なストライプ模様がプリントで表現されており、この点もフィギュアのディティール感を高めていると言えそうです。
【下半身】
脚は程よい肉付きの良さですが、左腿の裏の膨らみが右側と比べると若干強めのように感じました。
スカートの質感はジャケットとほぼ同じで、全体的にチェックの模様がプリントされています。
スカートはかなり短めなので、内側の様子を伺うことは容易です。
下着の上端までの表現のようで、そこから先のお腹などは無いようになっています。
【台座】
白い円盤にピンクのプリントです。
【総評】評点 4.5/5
アニメのキャラクターデザインとはやや装いが異なりますが、美少女フィギュアとしてみれば上手く作られていると言えます。
上期の立ちポーズのCorefulシリーズは、クオリティの高いフィギュアが続きましたが、下期も同じようなクオリティのフィギュアが続くと良いですね。
