5/27リリース、タイトー Corefulシリーズ、お隣の天使様にいつの間にか駄目人間にされていた件 椎名真昼 制服ver.をレビューします。
今年の春アニメのフィギュアの立体化です。
タイトーはこういう新作アニメよりもある程度人気の固まった作品を選ぶ傾向が強いように感じていたのですが…
企画〜製造までのリードタイムを考えると、どう考えてもアニメ放映前から当て込みに行っているので、それなりに受注減や在庫等のリスクを負った上での企画ではあったのではないでしょうか。
ただこうしてフィギュアが出ているということは、それなりに数を捌ける自信はあったんでしょうね。
【全身】
原作小説1巻の表紙の傘を手に持って立ったポーズから少し手の位置などが変わっています。
【告知】GA文庫
— はねこと🌻 (@hanekoto2424) 2020年2月18日
【お隣の天使様にいつの間にか駄目人間にされていた件】
(著：佐伯さん先生)のイラストを担当されておりました「和武はざの先生」に代わり、2巻からイラストを担当させて頂く事となりました。こちらは2巻の表紙と新たに描き下ろしました1巻の表紙となります。（リプ欄で続きます）→ pic.twitter.com/9vgevdHxK8
高さは18cmちょっとで、スケール感はやや小さめの1/8スケールくらいのイメージでしょうか。
【顔・髪】
アニメ調ではありながらもアニメとも原作とも違う目の形状ですが、これはこれでいい塩梅です。
小説表紙の澄ました感じの表情から、微笑みかけるような表情に変更されており、どことなく完結後のような雰囲気を感じさせます。
髪は全体的に塗装されており、質感は良好です。
もみ上げのみがごく僅かに透けていますが、前髪や後ろ髪は毛先も透けていません。
髪の長いキャラクターの見どころとなる髪の造形は非常に良く、折り重なりながら広がる髪の形状は見応えがあります。
惜しいポイントとしては一部塗装が剥がれた跡が見られる他、黒っぽい汚れの付着などが見られました。
【上半身】
ブレザータイプの制服はタイトーのフィギュアとしては塗装が多めです。
赤いリボンに入った白いラインが若干ガタついている感じはありますが、それ以外の箇所はそれほど大きな問題はなさそうです。
ジャケットは無塗装でテカりが強めです。
ここ以外の布地は全てマットな質感なので、やや悪目立ちしてしまっている感は否めません。
手に持った傘の造形はリアリティのある形状で、塗装もされています。
どちらかと言うと傘の方がテカリ感は強くても平気な気はするのですが…ストーリー上重要なアイテムなので、これはこだわった結果と見たほうが良いのかも知れません。
【下半身】
脚は暗めのタイツで、クセが少なくシンプルな造形です。
スカートはチェック柄を入れるためか、プリーツの山や谷の表現はやや控えめです。
スカートのガードは意外と固いうえに、腰の位置も思ったより深いので、相当覗き込まないと内側は見えません。
【台座】
白い円盤に黄色のプリントです。
【総評】評点 4.5/5
総じて良いフィギュアではあるのですが、髪の塗装のトラブルとジャケットの質感が惜しいでしょうか。
あまり大ヒットとまでは行かなかったアニメですが、フィギュア自体の出来は良いので、気になる方は入手してみていただければと思います。
