11/29リリース、タイトー Corefulシリーズ、ようこそ実力至上主義の教室へ 軽井沢恵 制服ver.をレビューします。
先日フリューのぬーストをレビューしましたが、まとめ欄で言及したフィギュアがこちらになります。
シリーズものなので、ある程度人気を見越してアニメ放映直前にフィギュアを出すというのは結構うまいやり方かもしれませんね。
ただ、3期ともなるとある程度視聴者層が固まってしまうので、覇権を取るというレベルまではいかないような気もしますが…
【全体】
・大きさ・存在感: 3.5/5
・カラーリング: 4/5
・再現度: -/5
・バランス: 4.5/5
東京都高度育成高等学校の制服姿です。
サイズはおよそ19cmで、プライズフィギュアとしては標準かやや小さいぐらいのサイズ感です。
【顔・髪】
・アイプリントの品質: 4.5/5
・顔の造形: 4.5/5
・顔の塗装・質感: 4/5
・髪の造形: 4.5/5
・髪の塗装・質感: 4/5
・ビルドクオリティ: 4/5
・見所・魅力: 4.5/5
アイプリントはアニメ版をベースに多少アレンジが入ったような形の表現で、瞳の上側の明るい色はフリューよりもなだらかなグラデーションとして表現されています。
上睫毛を含めた縁取りは全体的に太めの表現で、はっきりとした印象を受ける顔立ちです。
口は深さのある造形で、縁取り部分には前歯の色などもしっかりと塗装されています。
最近気づいたのですが、メーカーによっては歯の内側の口蓋部分は白く塗られてしまうようなケースもあるのですが、タイトーは歯の表面の部分だけ白く塗っているので、自然な仕上がりになっているように感じます。
髪は毛先がクリアになるタイプで全体的に塗装されており、造形もポニーテールの複雑な形状が立体感を演出しています。
ただ髪の毛先の部分の色は、青色というよりはどちらかというと緑に近い色で、この辺りは少し違和感があるでしょうか。
【身体】
・素肌の造形: 4/5
・素肌の塗装・質感: 4/5
・衣装の造形: 4.5/5
・衣装の塗装・質感: 4.5/5
・ビルドクオリティ: 4/5
・見所・魅力: 4.5/5
赤い派手なジャケットが目を引く制服です。
ジャケットは生地の模様がモルードで表現されているほか、ポケットの部分は少し暗めの色にするような塗装が施されています。
シャツとジャケットのシワのコントラストもよく、比較的細かく角の立ったシワが入ったシャツと、比較的大きめのシワのジャケットで生地の厚さの違いが表現されています。
薄い水色のシャツの表面は塗装されているようで、質感も比較的マットな風合いとなっています。
顔の近くに手が来るポーズですが、手の造形も良く、パーティングラインやバリなども見られず、パッと見で作りが安っぽいという感じはしません。
ただ両手と首のパーツは他の肌の部分と比較すると、若干テカリが強めな傾向はあるでしょうか。
脚は多少膝周りに骨っぽさを感じるような造形ですが、それほど強い癖のあるようなものではありません。
スカートの塗料かソックスの塗料かは分かりませんが、左腿の付け根付近に白っぽい汚れが見られます。
スカートも塗装されているようで、その上から二本のラインがタンポ印刷されるような作りになっているようです。
このフィギュアについては、衣装の質感はほぼ気になるところがないと言えると思います。
スカートの内側はかなり持ち上がっているので、腿から腰にかけての柔らかなラインなどを容易に鑑賞することができます。
造形があるのは下着までで、そこから上は特に表現されていないようでした。
【台座・付属品】
・台座の品質: 4/5
・付属品の品質: -/5
グレーの円盤に黄色のプリントです。
【総評】
・総合評価: 4.5/5
細かな点を除けばかなり高いレベルでまとまったフィギュアのように感じました。
特に衣装の質感で悪いところが見当たらないというのが個人的には重要だと感じます。
