7/15リリース、タイトー Corefulシリーズ、りゅうおうのおしごと！ 空銀子 制服ver.をレビューします。
氷菓やヨスガノソラなどと同じく、ちょっと前のアニメ作品のフィギュア化ですね。
最近の作品よりもある程度人気の固まったアニメ作品の方が知名度もあって受けが良かったりするのでしょうか。
もっともこの作品は、現実が小説を超越してしまった作品として割と頻繁に話題にはなるので、そういうところもあっての選定かもしれませんね。
【全身】
セーラー服姿で、腰に手を当てて将棋の駒を指すポーズです。
フィギュアの高さは19cm程度で、最近のCorefulシリーズにしては少し大きめでしょうか。
【顔・髪】
まず表情が非常によく、少し怒ったような気の強い感じの顔でありながら、可愛らしさも兼ね備えています。
ただ、目の向きが若干右手側を向いていることもあって、顔を左側から見ると少々顔の印象が崩れます。
髪は先端がクリアになるタイプで、もみ上げの毛先がわずかに透ける程度になっています。
それ以外の箇所はほぼ全て塗装されており質感はよく、造形も動きがあり自然な立体感で仕上がっています。
後頭部にはわずかに傷跡のようなものが見られました。
あと惜しいポイントをあげるとすれば、左耳付近の髪にややバリが見られるのと、右もみあげの毛先が若干丸まっている点が惜しいです。
【上半身】
冬服らしいカラーリングの制服は全体的に成型色の部分が多いですが、非常にリアリティのある衣装のシワになっており、質感の悪さはそれほど気になりません。
セーラー服のネクタイは塗装で表現されているのですが、若干塗り残しやはみ出しが見られました。
そしてこのフィギュア最大の見所が、セーラー服とプリーツスカートの間のお腹です。
あまり深い位置まで造形されているわけではありませんが、お臍はしっかりと見えるようになっており、柔らかな腰のラインと合わせて、このフィギュアの魅力を強力に高めていると言えます。
背中側も背筋の凹みや衣装のシワは良いですね。
こちらも若干惜しいポイントをあげると、右手に持っている将棋の駒は塗装で仕上げられているのですが、コマの底面の部分が塗られておらず、後ろから見ると形状と塗装が合っていない状態になってしまっています。
【下半身】
脚はシンプルな造形で、多少膝のところにメリハリがある程度です。
ローファーはクリア塗装で質感も再現されており、全体的にマットな質感のフィギュアの中で良いアクセントになっています。
スカートの内側は全体的に暗い色で構成されているので、かなりしっかりとした照明を使わないと見えないと思います。
少なくとも下着までは造形されていることを確認できました。
【台座】
白い円盤に水色のプリントです。
【総評】評点 4.5/5
少し気になる箇所はいくつかありますが、全体的なクオリティは高く、チラリと覗くお腹が魅力的なフィギュアです。
元々タイトーは外れのフィギュアは少なかったですが、ここ最近の新作は全然外しませんね。
