7/14リリース、セガ Luminastaシリーズ、リゼロ レム にゃつの日ver.をレビューします。
レムくらい頻繁にフィギュアが出るようになると、季節ごとのイベントは外さないですね。
ついこの間梅雨らしいフィギュアをレビューしたばかりなのに、このフィギュアが出た7月中旬にはもうセミも鳴き始めて、いよいよ夏本番という感じでしたね。
【全身】
白を基調としたワンピースドレスに、パックをイメージした目の荒い帽子をかぶった姿です。
高さは帽子を被せていない状態で20cm台後半で、帽子を被せると22cm程度と少々大きめなスケール感になります。
【顔・髪】
アイプリントはかなりシンプルな塗り分けで、口の塗装も縁取りがやや明るめの色で表現されるなど、若干カラーリングが怪しい感じがあります。
肌が若干暗く、色相が黄色寄りに近いのも相まって、相対的に白目が白く見えすぎるのが不自然さの原因なのではないかと思います。
パックの帽子は取り外し可能ですが、帽子を外すと手のポーズがよくわからなくなってしまいますね。
髪は先端が透けるタイプですが、やや右側頭部にかけての毛の透け方が大きく、顔パーツの上端のラインが見えてしまっています。
髪の造形はシンプル寄りで、凹凸自体はあるものの、一つ一つの毛束の大きさは似通っていて、ディティール感は薄めです。
クリアの部分以外の毛は塗装されていますが、ベース材の表面がスムーズでないため、質感は今一つです。
【上半身】
白いワンピースドレスにはレムらしい青色の紐と、パックをイメージしたであろうもこもことした飾りが胸元についています。
灰色の塗料が青い部分に若干飛んでいるのが見て取れます。
ドレスは胸の部分は塗装されており、そこから下の部分は成型色です。
こちらも胸の部分はマットな質感ですが、後頭部と同様やや凸凹としており、質感は今ひとつですね。
体の右側にはクリアパーツで、夏の強い日差しに輝く薄手の布が表現されています。
比較的体によくフィットした上半身にはそれほどシワは入っておらず、スカートやこの薄手の布の部分の大きめのシワが見られる程度です。
【下半身】
脚は腿が太めで、肉付きの良い造形になっています。
衣装がAラインなのもあってか、下半身のボリュームが大きく見えますね。
若干ではありますが上半身と比較して脚は暗めの色のように見えます。
また左脚側はパーティングラインが目立つのと、右腿の裏に青い塗料が付着した後が見られました。
スカート丈は短めですが、それなりに覗き込まないと内側は見えません。
下着の上側にも僅かながら肌の表現があり、お臍のすぐ下ぐらいまでは見えるようになっています。
【台座】
青いクリアな円盤です。
比較的サイズが小さめで、飾りやすいのは嬉しいところですね。
【総評】評点 3.5/5
過去のフィギュアと比べてもそれほど 出来が良いわけでもなく、見どころも少なめのように感じました。
フィギュアに季節感を求める方には向いているかも知れません…