7/8リリース、タイトー Corefulシリーズ、冴えカノ 加藤恵 Cat room wear ver.をレビューします。
タイトーはAqua Float Girlsシリーズ以外のCorefulシリーズシリーズでも座ったポーズのフィギュアが増えてきましたね。
台座がいらない上に、フィギュアのサイズ自体も小さめで統一しているので、コストがかかりづらいんでしょうね。
やはり、物価高や円安が進行するとフィギュアが小さくなる傾向はありそうです。
【全身】
猫耳とふわふわとしたセパレートのルームウェアを身に着けて、猫らしい 手招きのポーズをしています。
ルームウェアというには、いかんせん肌の露出が多すぎるような気もしますが…
サイズ感はこれまでの座りポーズのフィギュアと同様、ちょうど手のひらに乗るぐらいの大きさです。
【顔・髪】
顔はこれまでのタイトープライズと大きく変わらず、目やチークのプリントも自然です。
表情からはイマイチ感情が読み取りづらく、タイクレ版の片目をウインクしているバージョンの方が表情の面では良さそうですね。
髪はタイトーおなじみの先端がクリアになっていますが、塗装ではなくプラスチックの中の黒っぽい粒子の量が減ることで透明感を出すタイプのものです。
これまでも何度も使われている手法ですが、今回は右側頭部部分の髪の光の反射がやや強めの仕上がりになっていました。
髪の造形は前髪側は普段とあまり 印象が変わりませんが、後頭部側はあまり毛先を大きく分けるようなことはせず、髪の中程のところで毛束の凹凸を表現しています。
【上半身】
全体的に肌の露出が多めで、水着や下着と言われても違和感がないレベルです。
肌の造形や質感はよく、鎖骨から胸にかけてや、引き締まったお腹周りなどが見どころと言えそうです。
肌の惜しい点としては、パーティングラインが比較的目立つ位置にあるという点でしょうか。
右腕の肘の少し上のあたりにも薄く見えますが、最も顕著なのが胸の横から脇にかけての部分で、かなりはっきりとした段差が見えます。
ふわふわとした感じの衣装は塗装されていますが、質感は可もなく不可もなくといったところでしょうか。
背中側も細かな凹凸がよく表現されていて、リアリティのある造形になっていますね。
【下半身】
女の子座りで座ったポーズで、心なしかしか普段よりも腿が太めに表現されているように感じます。
上半身で見られたパーティングラインの問題は、こちらでもわずかにですが見られます。
タイトーのフィギュアにしては珍しく、足の爪にはマニキュアが塗られています。
クレジット表記は右腿の下側でした。
白色でのプリントなので、フィギュアを寝かせるようにして飾ってもそれほど目立ちません。
【台座】
付属しません。
【総評】評点 4/5
タイトーでは最近少なかったパーティングラインの問題が比較的目立ったフィギュアだったでしょうか。
そう遠くないうちに英梨々も同様のコンセプトでフィギュアになるようなので、そちらにも期待ですね。