7/26リリース、タイトー Corefulシリーズ、STEINS;GATE 牧瀬紅莉栖をレビューします。
タイトーが最近良くやっている、少し懐かしめのアニメシリーズのフィギュア化です。
本当はこのフィギュア、6月末リリースだったのですが、1ヶ月遅れでのリリースになりました。
期待していたフィギュアだったので、1ヶ月心待ちしていたのですが、その間に色々とこの作品に関する情報が出てきて、ちょうどシュタゲの日や紅莉栖の誕生日などのイベントがあるタイミングでのリリースになりそうだということが分かりました。
もしかしたらこれを狙って、あえて1ヶ月遅らせたのかとも勘ぐってしまいますが、逆に言うとそういったイベントがあるおかげでフィギュアが出ている可能性もあるので、感謝しつつフィギュアを見ていこうと思います。
【全身】
紅莉栖といえば体の前で両手を交差させるようなポーズが多いイメージですが、こちらのフィギュアは片腕のみ前に出しているポーズです。
高さは約19cmで、最近のCorefulシリーズとしては標準的なサイズ感です。
【顔・髪】
スケールフィギュアの画像を見ていると、面長で美人系の顔つきの物が多いようですが、こちらは比較的丸めの顔で、美人というよりは可愛い感じの顔つきになっています。
アイプリントの出来自体は良いのですが、少し鼻の下の影や口周りの造形に特徴があるような感じはします。
髪はタイトーおなじみの先端がクリアになるタイプのもので、全体的に塗装がされています。
ベース材は濃いめの色のようなのですが、所々塗装の薄い箇所が黒っぽく見えるようになっています。
前髪の毛先は少々丸っぽく見えるような箇所もありましたが、後頭部は毛先もシャープで、流れる髪の立体的な表現も良いです。
一部毛先部分で塗装がまだらになってしまっている箇所がある点は惜しまれますね。
【上半身】
作中の衣装がそのまま再現されており、生地の厚みを反映した衣装のシワ表現や、ズボンのベルトなどの細かな 装飾もしっかりと作り込まれています。
質感にも配慮が感じられ、ホットパンツはテカりが強めな素材をあえて使っている他、うすい茶色のパーカーにはモールドで 表面の模様が造形されており、メリハリのある見た目に仕上がっています。
体はイメージ通りのスレンダーな体つきで、横方向から見ると体の細さがよく見て取れます。
こういうキャラクターの体つきは単調になりがちですが、細かな凹凸がよく表現されているので、見る角度ごとに違った表情を楽しむことができます。
タイトーのフィギュアは塗装に問題が多いことも珍しくありませんが、私の入手した個体は体の塗装にはほぼ問題は見られませんでした。
【下半身】
脚もスレンダーな造形で、膝も強めにデフォルメされている印象です。
脚が細いので、ブーツの存在感が目立ちますね。
お尻も小さめのバランス感で表現されていて、キャラクターのイメージに忠実に作ることを意識されているように感じます。
【台座】
歯車型の台座に白いプリントです。
Corefulシリーズで円形以外の台座は珍しいですね。
【総評】評点 4.5/5
顔と髪に少々気になるポイントはありましたが、総じて出来はよく、随所にこだわりを感じるような作りのフィギュアです。
まだオンラインクレーンゲーム等では在庫があるところもあると思いますので、気になる方は是非入手してみていただければと思います。
