7/27リリース、フリュー BiCute Bunnies Figureシリーズ、SAO リーファをレビューします。
前作のアスナはこのシリーズとしては初の5点満点となったフィギュアでしたね。
少し期間は空きましたが、同じSAOのキャラクターなので同様に良い出来なのを期待しつつ、フィギュアを見ていきましょう。
【全身】
アスナと同じく、バニーの耳やバニースーツ、タイツといったバニー衣装の主だった要素は全て黒で統一した上で、ハイヒールやカフスなどの装飾要素にはリーファらしい緑色を取り入れたフィギュアです。
サイズ感は台座から頭頂部までの高さはほぼ同じで、バニーの耳の角度によって少し高さが低く抑えられています。
具体的に言うと、底面から頭頂部までの高さが約26.5cm、バニーの耳を足すとおよそ29cmになります。
【顔・髪】
アスナのフィギュアの最大の問題であった顔の角度はこちらでは修正されており、左側を見るような顔の作りになっています。
アイプリントは比較的色がはっきりとしておりその点は良いのですが、顔の右側と左側で眉の太さや角度が違うのは気になりました。
アスナの方は鼻の筋や口の上側の形状がややクセの強い要素としてありましたが、こちらのフィギュアでは比較的抑えられているように感じます。
髪は全体的に塗装されており、マットな質感に仕上げられています。
髪造形はアスナに負けず劣らず非常に良く、ダイナミックな髪の動きを楽しむことができる造形です。
惜しいポイントとしては緑色の髪飾りに黒っぽい汚れが付着していた点だけですね。
【上半身】
両腕を上げて大きく腰を反らせるようなポーズで、非常に見どころの多い体の造形です。
バニースーツには細かな凹凸が見られ、エナメル感を演出するためのクリア塗装も相まって、非常に複雑な光の反射から造形の細かさを感じる仕上がりです。
アスナは蝶ネクタイでしたが、こちらは棒ネクタイが谷間に埋もれるような表現になっています。
脇から胸・鎖骨にかけては非常にメリハリの効いた造形で、どの角度から見ても魅力的な形状です。
素肌部分はテカりが抑えられたマットな質感で、バニースーツとの質感の違いが際立ちます。
その他惜しいポイントは1箇所のみで、左腕のパーツの根元に、接着剤がはみ出した後が見られました。
【下半身】
このシリーズ恒例の網タイツが覆う脚の形状はアスナよりもさらにリアル志向で、特に内腿の肉のつき方にこだわりを感じます。
ハイヒールはアスナの方は多少光の反射が抑えめでしたが、こちらはかなりしっかりとクリアが乗っていて鋭く光を照り返します。
それほど気にならない方もいるかもしれませんが、お尻の右側がはみ出している箇所が四角い形状になっているのが若干気になります。
【台座】
シリーズ共通の台座です。
【総評】評点 5/5
非常にメリハリの効いた造形と質感へのこだわりの感じられるフィギュアで、アスナに負けず劣らず良い出来のフィギュアです。
惜しいポイントがないわけではありませんが、素直に出来の良さを称えるべきだと思うので、こちらも満点にしようと思います。
非常に見所の多いフィギュアなので、是非入手して飾ってみていただければと思います。
