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【4.5/5】デート・ア・ライブⅣ Coreful フィギュア 時崎狂三 ~和ゴスver.~ (タイトー)

6/24リリース、タイトー Corefulシリーズ、デート・ア・ライブ 時崎狂三 和ゴスver.をレビューします。
少し気になって集計してみたのですが、Corefulシリーズ かつ 所謂美少女系 かつ 新作 かつ タイクレ限定でないフィギュアは、2022年下期には15作リリースされていたのに対して、2023年上期はここまで僅か5作しかリリースされていないようでした。
AMP+が3作あったとはいえ、それを考慮してもかなりのスローペースでの進捗だと言わざるを得ないですね。
ここから6月末までの5作と、タイクレ限定を含めれば最終的には若干少ないくらいにはなりそうですが、タイクレ限定はコスパ無視で入手したい人だけ(アシスト前提で数千円平気で搾り取るので入手困難)なので、一般消費者向けのCorefulシリーズのプレゼンスは低下していると言わざるを得ないのではないでしょうか。

【全身】


話を今回のフィギュアに戻すと、赤と黒を基調とした和ゴス衣装です。
大きさは近頃のCorefulシリーズとしては大きめで、20cm強くらいの大きさでしょうか。

【顔・髪】


これまでのタイトーの狂三のフィギュアは両目が見えるようになっていましたが、今作は珍しく左目に梅の花の形の眼帯をしています。
右目側のアイプリントの出来自体は良好で、表情も穏やかで柔和な感じにはなっています。

 


若干口周りの造形がはっきりとしているのが好みの分かれるポイントかもしれません。
髪は一つ一つの毛束が細かく表現されており、肩がしっかりと立った造形で見応えがあります。
髪飾りの大きな椿の花もまた印象的で、スケールフィギュアで最近見かけるようになった日本人形フィギュアのような趣があります。


Corefulシリーズにしては珍しく左のツインテールだけは別パーツで構成されており、自分で組み立てる必要があります。

【上半身】


和ゴスを構成する衣装は、帯より上がいわゆる振袖風で、帯から下がスカートになっています。
いずれにも黒いフリル風のパーツが取り付けられており、これによってゴシック感が強まっているように感じられます。


衣装の赤い部分には、桜の花がモールドで表現されており、右側の一部だけ白く塗装されています。
これはこれでアクセントとしては悪くはないと思うのですが、似たような形でセルフでリペイントを施してみても面白いかもしれません。


惜しいポイントとしては 比較的成型色が多いという点でしょうか。
特に袖には擦れたような跡が複数見られ、質感的にも今一つな印象を受けます。

【下半身】


脚は5本指のオーバーニーソックスで、最近のタイトーにしては珍しくメリハリの効いた造形になっています。
さらに珍しいことに、ソックスはほぼ単色なのですが、表面の感じからして厚めの塗装が施されているように見えます。


スカートは持ち上がっている箇所もありますが、覗き込むようにしないとそれほど内側は見えません。


下着の色もやや珍しい黒色でした。
ちょうどお臍の高さくらいまで肌の造形はされています。

【台座】


黒い円盤に黄色のプリントです。

【総評】評点 4.5/5
全体的な出来は良いのですが、口元の造形と全体的な質感をどう捉えるかによって、評価が変わってきそうではあります。
4点か4.5点かはかなり悩むところではあるのですが…サイズ感と出来を考慮すれば4.5点の方かなと思います。