6/24リリース、フリュー Trio-Try-iTシリーズ、東方Project マエリベリー・ハーンをレビューします。
前作の蓮子はフリューらしく大きな問題はなく、バランス良く仕上げた印象のフィギュアでしたが、こちらはどうでしょうか。
【全身】
イラストの表情やポーズを比較的忠実に再現しているように見えます。
イラストを担当されたのはののこ先生です。
前回もTwitterを貼りましたが、一応改めて貼っておきます。
【東方Project】
— 【フリュー公式】PRIZE info (@FURYU_prize) 2022年10月17日
秘封倶楽部の宇佐見蓮子とマエリベリー・ハーンの2人が「Trio-Try-iT フィギュア」でフリュープライズに登場!🌟
ののこ様描き下ろしイラストと彩色原型を初公開です♪
全国のアミューズメント施設にて来年春登場予定です!
続報をお待ちください!#東方 pic.twitter.com/qZj8bvgcdC
イラストだと逆光気味ですが、写真でそれをやってしまうと見づらくなるので、パッケージ写真も順光ですね。
【顔・髪】
パッケージと比較すると、表情は全体的に硬い印象でしょうか。
アイプリントは比較的彩度が高めな一方で、チークの色はやや薄め、そして何より口の造形と塗装の仕上げ方が異なる点が大きいように感じます。
これでも比較的顔はデコマスに近い方で、髪なんかはもう明らかに全然違いますね。
パッケージ写真にはしっかりと角の立った立体感のある髪の造形でしたが、実際のところはエッジの丸くなった形状になっていて、メリハリ感が完全に違います。
また前髪には接着剤の跡と思われるテカリの強い部分が見られました。
髪の造形の細かさ自体はデコ マスと同等なのだとは思いますが、無塗装かつ丸みを帯びた形状のせいで、せっかくの情景の細かさを生かしきれていないように感じます。
質感もプライズなりですね。
【上半身】
髪は全然でしたが、服の方は比較的デコマスに近い状態が再現されています。
全体的に無塗装の部分が多いですが、質感は悪くなく、過度にテカりが強いといったようなこともありません。
蓮子の方は服の光が当たる部分に明るくなるような塗装が施されていましたが、こちらには特にそうした処理は見られませんでした。
やはり服の色が暗いことを考慮してのものだったようですね。
服の造形における服のシワはやや大きめで、袖の部分が中心になります。
【下半身】
脚は蓮子とほぼ同様のクオリティでしょうか。
ディティール感は薄めで、やや直線的で固めな形状の印象を受けます。
蓮子は星のパーツと本体を外すことができましたが、こちらのフィギュアは最初からこれらが接続された状態で箱に入っていました。
スカートの内側の造形のディティールが落とされている点も共通ですね。
【台座】
六角形の紺色の台座に、黄土色のポイントです。
【総評】評点 3.5/5
顔はともかく、髪の劣化が顕著です。
それでも致命的な問題はないのと、あまり供給が多いキャラクターではないはずなので、キャラクターで選ぶのであれば それはそれで全然ありだと思います。