1/28リリース、タイトー Corefulシリーズ、オーバーロード アルベド 桜和装ver.をレビューします。
景品のリリースタイミング的には桜の季節にはまだ早すぎですが、桜関連のフィギュアが出だすと春の訪れを感じますね。
【全身】
ミニスカートタイプの和服姿です。
アルベドらしく胸元の大きく開いた着崩しになっています。
最近のCorefulシリーズらしく、フィギュアの大きさ自体はやや小さめです。
【顔・髪】
顔はアルベドらしい恍惚とした雰囲気の表情で、クオリティは良好なように感じます。
前髪はタイトーおなじみの洗濯はクリアになるタイプで、多少一つ一つの毛束が大きめの印象でしょうか。
角が多少光沢感が強めの塗装になっており、質感的にも良好です。
一方で桜の髪飾りはピンク単色の塗装で、ややバリなども目立つため、この辺りはプライズ感が強いでしょうか。
後ろ髪のまとまった造形は良いですね。
こちらは単色なようです。
【上半身】
紫色のミニスカートの和服を大きく肩を出して着崩した姿です。
着物の表面の柄はモールド加工で表現されており、その点は良いのですが、いくつか問題点も見られます。
まず衣装について言うと、黄色やピンクの部分の塗装がだいぶはみ出しており、あまり美しいとは言えない見た目に入ってしまっています。
また造形的には着物の衿の部分がスカートの下端まで続くような造形になっていますが、塗装は帯までしか塗られておらず、ややちぐはぐな印象を受けます。
帯には特に結び目などは造形されておらず、どのように装着したのかが今ひとつわからないような造形になっています。
また衣装よりも深刻な問題点が肌の質感で、場所によってひび割れのような跡が見られたり白くなっている箇所が見られたりと、せっかくの造形の良さを活かしきれていないような感じがします。
【下半身】
脚の造形自体は比較的癖の少ない感じに仕上がっていますが、こちらもこちらで問題点があります。
腿とニーソックスの部分の合わせがしっかりとしておらず、ところどころ暗い色の隙間が見えてしまっています。
バンプレストのフィギュアに多く、タイトーのフィギュアではあまり見かけない欠点ですが、これはかなりプライズ感を強めてしまう要素なので、いただけないですね。
ニーソックス風の足袋や下駄の質感は良好です。
【台座】
桜の形状をしたクリア台座です。
【総評】評点 4/5
魅力的な造形を活かしきれていないやや欠点が目立ちがちなフィギュアでしょうか。
特に肌の質感とソックスの段差の問題はかなり見た目に影響してしまっているため、次作以降で同様の傾向が見られないことを祈るばかりです。
はてなブログに新しい機能が追加されたようなので試験的に「ドール・人形・フィギュア」グループに登録しました。
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