8/30リリース、セガ Luminastaシリーズ、トニカクカワイイ 由崎司 制服ver.をレビューします。
7月の私服ver.に続いてのリリースですね。
この作品、原作では追っているのですが、アニメの方は見ていないんですよね…
原作を読む中でナサくんの声は「ハヤテのごとく」のハヤテのような声をイメージしていたのですが、いざアニメ版を見てみると普通に男性の方が演じられていて、その時点で解釈違いだなと思って視聴を止めてしまいました。
私のようにハヤテが好きでアニメも見ていた層で、声のイメージが違うという人は結構いるようで、google検索でもサジェストで「声優 違和感」とかでてくるので、やはり「ハヤテ」の影響は大きかったんだなぁと感じます。
【全身】
話をフィギュアに戻すと、制服姿で立ったポーズです。
原作だと12巻 114話で登場しています。
高さは20cm強程度で、最近のプライズフィギュアとしては少々大きめのサイズ感でしょうか。
【顔・髪】
顔は前作の私服バージョンと同様、アニメ版に準拠したプリントになっており、色味は多少落ち着いたトーンに変更されています。
口の塗装は前作と同じ仕様ですが、こちらの方が口の面積が小さい分、簡素な印象も薄めです。
肌のテカりもこちらは比較的抑えられていて、プライズフィギュアとして違和感のない程度の質感は維持しています。
髪は先端がクリアになる処理が採用されており、毛先以外の部分は全体的に塗装が施されています。
髪の造形の水準は前作とそれほど大きくは変わらないですが、質感が向上している分こちらのフィギュアの方が満足度は高めです。
右のもみ上げの別パーツを接着している接着剤が伸びたような跡が顔の正面方向からだと見えるのが、明確な欠点でしょうか。
【上半身】
御伽女子高の制服は、胸当ての部分の模様が省略されています。
小豆色の部分が成形色で、それ以外の部分が塗装で仕上げられています。
成形色部分は所々表面の質感が悪く、白っぽく変色している箇所なども見られました。
衣装のシワは大きめではありますが、腰の絞り込みやそこから下にかけての広がりなどはよく、造形の立体感は良さそうです。
肌の質感は顔と同様で、それほど大きな問題はなさそうですが、もう少し赤っぽい色合いでも良いかなと思いました。
原作の作中と同様、左手の薬指には指輪がはめられています。
【下半身】
脚は珍しく腿周りに特徴のある造形が見られます。
正面方向からだとそれほど気にはなりませんが…
横方向から見るとご覧の通り、腿の前側のボリュームがかなり大きく表現されていることが分かります。
この点はもう少し自然な形状であると嬉しかったですね。
スカート丈は原作よりも短いですが、それでも内側はなかなか見えないようになっています。
下着の上端のラインまでは造形があることが確認できました。
【台座】
ピンクの台座に白いプリントです。
【総評】評点 3.5/5
前作から比較するとクオリティは向上していると言えますが、それでもプライズなりな部分や、造形が今一つの部分も見られます。
スケールフィギュアだと、ウェディングドレスや和服などかなりシチュエーションが限定される衣装ばかりなので、スケールでもこれぐらい軽装なフィギュアが出てくれると、個人的には嬉しいところです。