8/19リリース、タイトー Aqua Float Girlsシリーズ、ノーゲーム・ノーライフ 白をレビューします。
2014年放映のアニメ作品なので、これもちょっと前の作品のフィギュア化ですね。
例によってCorefulシリーズ側のフィギュアはタイクレ限定で非常に入手性が悪く、たまに中古ショップで見かけても3000円台後半から4000円台前半とかなり高騰していることが殆どです。
なので広く一般に普及したプライズフィギュアとしては、これが初ということになりそうですね。
【全身】
白色を基調とした上下セパレートタイプのビキニ姿です。
特徴的な髪の色変化と、その髪のボリューム感が非常に目を惹くフィギュアで、フィギュア自体は小さいながらも、存在感は抜群にありますね。
【顔・髪】
アイプリントはアニメ版に近いですが、上まぶたの厚さ など、原作絵に近い要素も見られます。
前髪は眉間を通る長い前髪ともみ上げ、アホ毛など広がりと動きのある造形になっています。
そして何より目を引くのがこの髪色の変化で、頭頂部から毛先にかけて水色から赤、そして黄色へと変化していきます。
髪の先端を透けさせるのも色の異なる二種類のプラスチックを射出成形の際に順番に流し込むことによって実現しているはずなので、アタマではこういうものが作れることは理解していますが、こうして改めて見てみるとなかなか綺麗な色の変化で、これがプライズフィギュアだとは思えなくなってきます。
水色の部分は塗装で、髪の質感も良好です。
王冠を模した髪飾りも目を惹きますが、後ろ側から見ると装飾等はなく、少々寂しい感じはするでしょうか。
【上半身】
上下共に白色をベースとして、ピンクのフリルや赤いリボンのついた水着です。
比較的幼さの残るキャラクターデザインを考慮してか身体表面の凹凸は少なめで、華奢な体つきがよく表現されています。
肌の質感などは、このシリーズの他のフィギュアと大きな違いはなく、無塗装ながらもテカりの抑えられた肌になっています。
胸のリボンを止めるための接着剤が多少はみ出しているのが見て取れました。
背中側は背筋がはっきりとした造形で、多少やりすぎ感はあるかも知れません。
【下半身】
脚は特に癖もなく、程よいバランス感で仕上げられています。
このシリーズ恒例の座りのチェックですが、浮き輪の台座に乗せている状態だと、お尻と髪で浮き輪を挟み込むような形になり、その状態が一番安定しているように感じられます。
浮き輪から外した状態でも飾ることはできますが、お尻と髪で設置することになるので、髪の色移りには多少気をつけないといけないかもしれません。
浮き輪なしで飾る場合、左側のお尻は浮いたような形になります。
【台座】
浮き輪と水流を模した台座です。
【総評】評点 4.5/5
何より髪が魅力的なフィギュアですね。
キャラクターの外見も愛らしい感じで人を選ぶ感じではないので、気になる方はぜひ入手してみていただければと思います。