3月のクレーンゲーム景品以外のフィギュアレビューは、タイトーくじ 桜ミク 2nd seasonのB賞 描き下ろしフィギュア おすまし ver.をレビューします。
まだ桜の季節には大分早いですが、去年は桜前線の進行が早く、4月1日の投稿ではもう関東では散ったあと…という悲しい出来事があったので、今年は3月にレビューをしてみようと思います。
このフィギュアは昨年レビューした和傘ver.と同じ2021年のタイトーくじで販売された商品で、ふらっと中古ショップに立ち寄った際に未開封品が割と安く出ていたので購入しました。
元イラストを担当されたのはももこ先生です。
ボリューム感が大きめの髪が目を惹くデザインですが、どのようなフィギュアになっているのか見ていきましょう。
【全体】
先ほどのリンク先のイラストが再現されたフィギュアで、高さは21cm弱です。
【顔・髪】
アイプリントは全体的にコントラストを抑えた若干淡めの色使いですが、瞳の中の色の変化やまつげの模様なども微細にプリントされており、クオリティは良好なように感じられます。
口の中のピンク色は通常のタイトーフィギュアと比較するとかなり白っぽい色が使われており、そこだけは少し気になりますね。
髪は先端がクリアになるタイプのもので、毛先以外の部分は全体的に塗装されており、さらにその上から所々桜のマークがプリントされています。
前髪の透けはちょうど目の下ぐらいの位置までで止められておりその点は良いのですが、前髪の中央部分と顔の距離感が近めなようには感じられます。
ツインテールの髪のボリューム感は残念ながら全体的に落とされており、特に大きな毛束の分岐がいくつか減らされています。
ただ造形自体は良く、フィギュア単体で見ればそれほど気になるような部分ではありません。
【身体】
このブログでも何度となく登場している桜ミクの標準的な衣装です。
基本的な作りは過去レビューしたプライズやタイトーくじの桜ミクと同じような仕様で、質感や塗装のクオリティ自体は大きくは違わないように感じられます。
造形に関しては良く、硬い感じの衣装のシワと柔らかな曲線で描かれるボディラインが対照的な作りです。
標準的なミクのフィギュアとしては若干胸が大きめに表現されており、両脇から胸にかけての造形が過去の桜ミクには無いような造形になっています。
後ろから見ると腰が大きめのバランス感で仕上げられていることがわかります。
シャツの白い部分に所々茶色っぽい初期汚れが見られたのが惜しいポイントでしょうか。
脚は造形としては癖の少ない形状になっていますが、ミクとしては肉付きが良い太ももです。
靴からソックスにかけてはグラデーションでの塗装と、光沢感を高めるためのクリア塗装が施されており、ここはプライズとの作りの違いが顕著です。
脚と台座の接続部は中央の長い軸と前後の短い軸の3箇所で刺さるタイプのものなのですが、靴の底と絶妙に形状があっておらず、前後どちらか片方しかうまく刺さりませんでした。
中央の軸自体はかなり細めなので、折れたりしないかは少々不安なところがあります。
下着の表現は当然見られる他、下着の上の腰やお腹部分も作り込まれているように見えました。
全体的にスカートの高さが均一なので、それなりに覗き込むようにしないと内側は見えません。
【台座・付属品】
桜の形を模したクリアな台座に白いプリントが施されています。
【総評】
全体的にむっちりとした肉付きの良いミクという印象で、クジの上位賞のフィギュアとして見ればまあ納得できるかなというレベル感です。
タイトーくじは今月また新しいミクのくじが出るようですので、フィギュアが入手できたらそれも追々レビューして行こうかなと思います。