6/22リリース、バンプレスト Relax timeシリーズ、転スラ シュナをレビューします。
Relax timeシリーズだと転スラの前作はあの大胆な衣装のシオンなので、半年はおろか9ヶ月近く空いての続きものということになりそうです。
当時はまだRelax timeシリーズも大きめの景品が多く、シオンも非常に見栄えのするフィギュアでしたが、この9ヶ月でどうなったのか見ていこうと思います。
【全身】
膝立ちで髪をポニーテールで結ぼうとしているポーズです。
サイズはやはりかなりシオンと比較すると小さめで、膝立ちの状態でおよそ14cm弱、立っていれば17〜18cmくらいのスケール感でしょうか。
【顔・髪】
アイプリントは緻密にタンポ印刷されていて、スケールダウンしたことの影響はほぼなさそうです。
口にくわえたヘアゴムも立体物として造形されており、顔周りの作りは良いように感じます。
ウェーブの掛かった髪は毛束の一つ一つがはっきりと見て取れ、立体感は良好なように感じられます。
ただ完全に成型色で無塗装なので、毛束が鋭く山になる部分ではやや色が白っぽく見えるのが残念なポイントでしょうか。
ポニーテール部分の毛も非常に複雑な造形になっていて、見応えのある形状に仕上がってるように感じられます。
ただなぜかポニーテールの根元付近にこのフィギュアでは使われていないはずの青い塗料が飛んだ後が見られました。
【上半身】
フードのついた半袖のパーカーは、ピンクの部分が成型色、それ以外の白い部分が塗装で仕上げられています。
ちょうど胸の部分で上下にパーツ分割がされており、上の方は比較的塗り分けがはっきりとされているのですが、下の方は境界部分がややぼやけたような印象を受けます。
体の造形は見所が多く、しっかりと谷間の見える胸元や、ちらりと見えるお臍や鼠径部などがアピールポイントになるでしょうか。
脇の造形はやや控えめで、私はこれくらいシンプルなのも好きですが、もっと作り込まれている方が好きな方からするとちょっと物足りないかもしれません。
いつもは最後にご紹介することが多いクレジット表記の場所ですが、今回は上半身側にありました。
プリントされている製造番号の色が黒でかなりはっきりと見えてしまっているのは若干ネガティブなポイントです。
【下半身】
脚は比較的スレンダーな形状で、特に足首などはかなり細身です。
Relax timeシリーズの脚はやや見どころに欠ける感じがありますが、今作もその傾向が出ているように感じられます。
全体的に肌は若干テカりが強めな印象で、特に脚の膝から下はその傾向が強いように感じられました。
【台座】
付属しません。
【総評】評点 3.5/5
決して悪いフィギュアではないのですが…前作のシオンのインパクトの強さと比較してしまうとどうしても弱いように感じてしまいます。
プライズ景品の上限額は値上がりしたとはいえ、超絶円安が進んでいるのをこういったところからも感じざるを得ないですね。