11/22リリース、タイトー Desktop Cuteシリーズ、五等分の花嫁 中野一花 Cat room wear ver.をレビューします。
このシリーズはまさかの五月スタートだったわけですが、2作目は一花になりました。
火曜日リリースのフィギュアだったので、フリマアプリで購入して週末にレビューしようと思ったのですが…
購入した商品の発送元がなんと沖縄で、レビューできるのがだいぶ先になってしまいそうだったので、沖縄からの荷物のことは一旦忘れて、ゲームセンターで獲得してきた次第です。
例によって難しい箱の形状で相当沼りましたが、どのような出来のものかか見ていきましょう。
【全体】
・大きさ・存在感: 3.5/5
・カラーリング: 4/5
・再現度: -/5
・バランス: 4.5/5
あぐらを組むような座り方で、ひっかくような仕草をしたポーズです。
五月と同様、このシリーズとしては大きめのサイズ感で、高さはおよそ11cm程度、立ちポーズならばおよそ20cm程度のスケールになるのではないでしょうか。
【顔・髪】
・アイプリントの品質: 4.5/5
・顔の造形: 4/5
・顔の塗装・質感: 4/5
・髪の造形: 4/5
・髪の塗装・質感: 4.5/5
・ビルドクオリティ: 4/5
・見所・魅力: 4/5
アイプリントはタイトーらしくバランスよく仕上げられており、瞳の中の塗り分け以外にもまつ毛の内側にかけての色の変化や、細かな色使いの違いが見られます。
一方で口の塗装は好みの別れるポイントとなりうるかもしれません。
縁取りの赤いラインと噛んだ歯を表現するための白い塗装で仕上げられているのですが、歯の噛んだ部分の赤いラインがパッケージ写真よりもかなり太く、特に左側の方が若干不自然な見た目になってしまっています。
個人的にはここには色を入れるのではなく、段差などで歯の形状を感じさせる程度でよかったのではないかとも思います。
顔の右側の長く伸びた毛の部分は少し透明感があるので、おそらくクリアな素材に塗装で仕上げられた髪になっています。
毛の根元付近での凹凸は少なめですが、毛先にかけての立体感やシャープさはよく、全体的に塗装もされているので質感も良好です。
【身体】
・素肌の造形: 4.5/5
・素肌の塗装・質感: 4.5/5
・衣装の造形: 4.5/5
・衣装の塗装・質感: 4.5/5
・ビルドクオリティ: 4/5
・見所・魅力: 4.5/5
衣装は基本的に五月との色違いで、変わっているポイントは胸の名前のプリントぐらいだと思います。
比較的シンプルな衣装ではありますが、質感・造形ともに申し分ないレベルのクオリティです。
造形については特にシャツの形状が魅力的で、胸の布の伸ばされた部分と、その下の布が余って大きく弛んだ部分との対比が見事です。
シャツの裾からは脇なども見え、五月とはまた違った見所があると言えそうです。
シャツは質感もよく、マットな風合いで仕上げられています。
比較的顔に近い部分に手があるポーズですが、パーティングラインなども見られない上に、マニキュアも塗装されており、こういったところからも作りの良さを感じ取れます。
脚の形状もよく、膝の細かな凹凸やすねの骨とふくらはぎの部分の細かな曲線の変化が感じられる造形です。
わずかに惜しいポイントがあるとすれば、足の爪の塗装が若干はみ出し気味な点ぐらいでしょうか。
ショートパンツの裾からはももの付け根が見えますが、その奥がどうなっているのかはギリギリ見えないという絶妙な塩梅です。
座りの良さについてですが、重心の関係上体の右側に倒れて行きやすい傾向があるようなので、多少注意が必要です。
五月のフィギュアには実は下着の表現があるらしいという噂を聞いていたのですが…このフィギュアもよく見るとショートパンツと背中の隙間の間に、白い部分がちらっと見えますね。
クレジット表記は右ふくらはぎの下側でした。
【台座・付属品】
・台座の品質: -/5
・付属品の品質: -/5
付属しません。
【総評】
・総合評価: 4.5/5
気になるところが全くないわけではないですが、質感や造形ともにかなりハイレベルな出来のフィギュアだと感じました。
タイトーの五等分の花嫁のフィギュアは、上り調子でクオリティが良くなっているような感じがしますね。
